日本列島大方梅雨が明けたようですが、こちらにまだ梅雨の尻尾が残っていました。
昨日からずーっと雨で、今は、大雨、雷、洪水、濃霧の注意報が出ています。
蒸し暑いのも大変ですが、雨のジトジトも疲れます。
と言うことで、終日家の中で、あることないこと恋話に頭を巡らせています。
そのきっかけが、NHKの朝ドラです。
『花子とアン』の村岡花子に翻訳家を勧めたのは、片山廣子だということです。
かの芥川龍之介の”晩年の恋人”と称されている人です。
花子は、東洋英和女学院の先輩だったこともあり、当時歌人であり翻訳家だった松村みねこ=片山廣子にあこがれていたそうです。
花子が、翻訳家になってからも親交が続いていたらしいので、そのうち朝ドラに出ないものかと思ったりしています。
芥川が、『才力の上にも格闘できる女」としているように、片山廣子は、才色兼備の女性だったということです。
芥川は、「越し人」『相聞」などの抒情詩を作って、この恋を脱出し、現実的な関係にはならなかったということです。
芥川宛の手紙によれば、片山廣子も、芥川の才能に参っていたらしく、相当相思相愛だったらしいです。
芥川が亡くなってから、片山さんは、「芥川さんの回想ーわたしのルカ伝」を婦人公論に載せているのですが、”~A氏葬式の様子を人づてに聞いた時、私はまた、熱にみちた人間の波のよせ返る姿を考えた。”なんて、書いています。
芥川に奥さんがいなければ、ひょっとしたのかもしれないです。
妄想です。
柳原白蓮は、そういう点、美貌の他に、生活力にも恵まれていたのでしょう。
めくるめく恋を、大正時代にあの状況で成就させたなんて、今よりも計り知れないくらいハードルが高かったたと思います。
美しさとともに、圧倒されます。
ただ、石炭王は、気の毒だったように思います。
肝心の朝ドラの主人公村岡花子も、すごい意志の強い人で情熱家のようですし、”大正時代の恋愛って、今より縛りが大きい分、ドラマチック度も大きいのかなあ“ なんて思って、TVを見ています。
PCって、書くともなく書いていても、文章になるので、つい勝手な言い草をつづってしまいました。
雨はまだ、小止みなく続いています。
猫が、2匹ともいつもより早めにこたつから出てきました。
1匹が北側、1匹が南側、それぞれにわかれて窓辺で、雨を見ています。
退屈している様子なので、ひとつ花子と白蓮の恋話でも聞かせてやりましょうかしらん。

チャロです。 ココです。