
・先日、さくらんぼが届きました。
毎年、いただいている県南、南部町のさくらんぼです。
・箱を開けたら、チャロが寄ってきました。
匂いを嗅いでいました。
そのまま行ってしまいました。
・次にココも寄ってきました。
匂いを嗅いでいました。
そのまま行ってしまいました。

・どうやら、“食べるものではない”と判定したようです。
人間と猫の友好関係のためにも、大いに結構な判定だと思いました。
・この光り輝くさくらんぼは、桜桃とも言います。
6月19日の太宰治の生誕祭には、件の南部町の桜桃が供えられます。
桜桃忌が生誕祭にかわっても、太宰には桜桃です。

・今年の生誕祭は雨でした。
テントにあたる雨の音。ポールを伝う雨の滴。
湿っていく地面の感触。寒かった~。
・太宰の『桜桃』では、主人公が、家の中の憂欝から逃れて、酒を飲む場所で、桜桃を食べます。
子供には食べさせたことがない桜桃を、まずそうに食べる。
「食べさせたら、どんなに喜ぶだろう。」と思いながら、、、しかし、食べさせない。

そうして心の中で虚勢みたいに呟く言葉は、子供より親が大事。
・~この辺が、文学の世界ですよね。
太宰は、障害を持って生まれてきた長男さんが不憫で、でもどうすることも出来ない、この現実に、悲鳴を上げていたんでしょうか。
子供でも大人でも、精一杯生きるってことや幸せは、障害のあるなしは関係ないと思うのですけど、、、親というのは、測り知れない愛で身動きがとれない思いになることもあるのでしょうね。

・こちらは、連日ちょぼ雨模様です。
ニュースでは、熱中症に注意するように、繰り返し放送されていますが、蒸し暑いのは、身体にこたえますね。
からっと暑いのは、許せる感じですけど、蒸し蒸しッと暑いのは、だんだん腹が立ってきませんか。
・家の猫達は、雨にも負けずで、昨夜は、とうとうちょっとした雨の中を出て行きました。
後の始末まで考えない、そこが猫です。
それでも、やっぱり猫が好きです。
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