続帰ってこなかった猫の話。 あの時から、内田百閒の『ノラや』が、現実となってしまいました。 事故にあったのか、体力がつきたのか、苦しまなかったのか、答えのない問いが、フラッシュバックのように今でも、頭をよぎります。 犬に追いかけられて、高い木から下りられなくなったり、他所の車庫に勝手に入って、閉じ込められたり、 やんちゃで、気が強くて、けんかもよくして、食べ物にわがままで、病院にもよく通って、手がかかるけど、 いい猫でした。