●毛髪、育毛:毛髪の脱毛原因と遺伝子
発毛方法を考えるためには、まず脱毛の原因についても知っておきましょう。
脱毛の原因には、遺伝的な要素もあります。
頭皮には「5αリダクターゼ」という酵素があります。
この酵素は皮脂腺の中や、髪の毛の成長を司る毛母細胞の中にはあるものです。
この「5αリダクターゼ」という酵素は、男性ホルモンの一種である「テストステロン」と結合し、「ジヒドロテストステロン」というホルモンに変化します。
この「ジヒドロテストステロン」とうホルモンは、通常の男性ホルモンの5?10倍の強力さで、毛母細胞における髪の生成を妨げると言われているのです。
一般的に男性ホルモンの過剰分泌が脱毛に影響するといわれているのは、このようなメカニズムがあるからです。
この「5αリダクターゼ」という酵素の量が、両親からの遺伝が原因で生まれつき多いと、抜け毛、薄毛になりやすい体質だということになってしまうのです。