40歳のブレット ファーブが今日ミネソタ州のバイキングス本部で今シーズン初練習を行った。2週間前には「ファーブついに引退!」と報道されていたが、誰も信じていなかった。やはり予想通り、ファーブは復帰した。実は今日の復帰のタイミングは関係者には驚きではなかった。ちょうど一年前の今日、ファーブはバイキングスと2年、2500万ドルの契約を結んで引退から復帰した。今シーズンはファーブ、年俸が1300万ドルのはずだったが、なんと年俸アップにもなった。今シーズン、ファーブは1650万ドル(プラス350万ドルのボーナスの可能性もある)稼ぐ事になる。

もちろんファーブが引退を検討していた理由は金銭的なことではなく、足首の状態だった。昨シーズンのNFCタイトル戦で左足首を怪我したファーブは今年6月に手術を行った。8月上旬の時点でファーブはチーム関係者、選手にもう今年はプレーできないかもしれないと打ち明けていた。

今日初練習の後、ファーブはこう語った:「復帰した理由はスーパーボウルに進む大きなチャンスがあるからだ。このチームは強いからね、他のチームよりは可能性がずっと高い。。。しかし今季復帰するかどうかに関してはとても難しい決断だった。3人が(ベテランのスティーブ ハッチンソン、ジャレッド アレン、ライアン ロングウェルがミシシッピのファーブの自宅に説得)に来てくれた事は大げさに取り上げられているが、もちろんチームが最も大切だから復帰した」

体のコンディションに関して:「文句無しだね。と言っても100%ではないが、去年も一昨年も100%じゃなかったからね。309試合連続出場しているんだから、文句無しだね。。。しかし今シーズンフル出場は保証できないよ。21歳の時だってそんな保証できなかったからね」

10月には41歳になるファーブ。しかし去年は19年目にして通算ベストのQBレーティング(107.2)、コンプリーション%(68.4)を記録したファーブはNFC決勝戦の4thQに痛いインターセプションを投げてしまった。あとショート パスを一つ決めて、FGが決まっていれば、バイキングスは33年ぶりのスーパーボウル進出だった。「あの場面、スーパーボウルに進むことは我々の運命だと思っていた。あともう少しでこのチームをスーパーボウルに導いていた。それだからこそチームに借りがある様に感じる。だからもう一回チャンスがほしい」と最近は白髪の多いファーブ、意気込みは21歳の時と同じだった。

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