*登場人物は特定の誰かではなく、コンパクトに纏めるために複数の話を混ぜて書いています。
仕事で、日本全国に呼ばれる様になった頃、「お金がないけど、病気や障害があるこどもにいーくーの施術を受けさせてあげたい。」的な相談が多数あって、
この頃、はいちゃんと一緒に発達障害と言われるこども達のセッションイベントをやっていたけれど、会場まではどうしても行けない。と。
そんな方のご自宅の近くまで、既に行く予定がある場合もあれば、全くご縁が無い土地もあり、
東北出身の私としては、東北6県の位置関係と北海道と沖縄、その時に住んでいた東京の場所はわかるけれど、旅行にもほぼ行った事が無いまま歳を取ったので、「地理」が全くわかっておらず…
今にして思えば、半ば脅しと言うか、泣き落とし的な相談内容もあったりして、
どうしても、そんな環境にいるこども達をなんとかしてあげたくて、往復の交通費、宿泊費も全部自腹、セッション代金も殆ど無料みたいな状態で仕事をしていた時期があった。
(この時の経験が、お金で買えない私の財産になってます。)
今ほどネット社会でも無かったので、本当に苦労しながらお客様の家に辿り着き、真剣に話を聞いて、私が出来ることは全てやって、お子さんの為に絶対にやった方が良いと思う事を提案したりして、帰る。
なんなら、1箱1万円以上するウメケンやその他お勧めをお土産にプレゼントして赤字になったりもする。
ホテルにも殆ど泊まった事が無かったので、間違えて「喫煙」の部屋を予約してしまい、翌朝、体調を崩したり…
始発の電車に乗って、夕方にお客様の自宅に到着して、全く休憩時間なく仕事をする事も多かったし、
夜中までどころか、朝まで徹夜で仕事をする事もあったり、
移動時間と宿泊費を考えると、ホテルに泊まって早朝出発するよりも、夜中に出発する高速バスで次の仕事先に移動した方が寝る時間が多くなり良いかも。なんて思って高速バスの中で仮眠して、次の仕事場に向かう事もあった。
(今は絶対にしないけど。)
この時の私的には、全く苦痛は無く、むしろ、何が原因で病気になるのか?何が原因で障害になるのか?何が原因で幸せな人と不幸な人が存在するのか?を知りたかったし、
もし、仮に私が店舗を構えて仕事をしていては絶対に行く事は無いであろう土地、お客様の自宅や生活が見れる事が、わくわくでしょうがなかった。
(学校で習った地理なんて全く覚えてないけど、有名な工業地帯とか騒音問題とか、現場を見なければわからなかった公害問題も多々あった。)
誰かのお役に立てている感覚、こども達の未来が少しでも明るくなれば。
少しでも何かのお役に立てているなら、私が存在する意味があり、幸福だ。って気持ちしかなかったけれど、(カラダのしんどさはあったけど。)←アレルギーにもなったし。
私の場合、お客様が多岐にわたるので、病気や障害に悩んでいる方もいれば、美容目的だけの方もいたり、単なる趣味の方もいたり。
生活の水準もピンからキリまでで、お客様からのお申し出で、飛行機の良い席を手配して頂いたり、新幹線のグリーン車やグランクラスを手配していただけたり、運転手付きの高級車がお迎えに来たり…
私が泊まった事がない様な、その存在すら知らない超〜高級ホテルの、更に最上級みたいなホテルに宿泊させていただけたり、
私がその土地に滞在している間、全ての面倒を見てくださる上に、「せっかく来てくださったのだから…」と、特別なお店でご飯を食べたり、ちょっとした観光をしたり、一般公開されていない何かを見せていただけたり…
スーパーとかコンビニで何か買おうかな…と 思ってる物まで、全部をご馳走してくださる方もいたりして、良くしてくださる方は、下心があるとかではなくて、みんなファミリーでセッションを受けているので、
「どうしてこんなに良くしてくれるんだろう?」と、素直に聞いてみた事があって。
私が雇われて働いていた頃からのお客様のご紹介で出逢ったお客様だったり、親しい友人の紹介だったりしたのだけども、
まず一番最初に、
「いーくーさんは私の恩人であり、本当に大切な方なので、誰にでも紹介は出来ない。本当に大切な人にしか紹介しない。」と紹介されていた事が判明
その上で、
「大切な友人の恩人で、心から大切にしている方を、ご縁を、私達も大事に育てて行きたいですし、
いーくーさんが快適に移動出来て、気持ち良く、楽しく私達と過ごしてくださって、ゆっくりとカラダを休めて頂く事は、私達にとっては自分達への投資と同じ事なんですよ。
いーくーさんが最高のコンディションで私達のセッションをしてくださる事で、
私達はカラダもココロも最高な状態に整いますし、それぞれの仕事の生産性も上がりますし、全てにおいてアップグレード、アップデート出来るんです。
いーくーさんのコンディションが悪くなれば、私達も最高のセッションが受けられませんからね。
いーくーさんを大切にお迎えして、気持ち良くセッションして頂くのは、自分達の為でもあるので、全てを整えるのは当然の事だと思っていますし、私達はいつでも、誰に対しても、全てにおいてその様にしています。」
【青天の霹靂】だった。
脅しと言うか、泣き落としと言うか、本当にお金が無い中、どうしてもセッションを受けたいと連絡を受けて、
自腹で10万円以上の交通費を使って、自宅に伺い、お子さんのセッションをしたお客様がいたのだけども、
そう言えば、その後、どうなったかな?と、SNSを見てみたら…
訳のわかんない変な買い物をしていたり、どう見えも詐欺な、変なスピリチュアル講座に高額支払っていて…
「お金が無い」と言ったのは、本当にお金が無いんじゃなくて、「あなたに払うお金は無い」って意味だったのか…と ガッカリを通り越して虚無感になった事、数件を思い出した。
お金が無いって言ってたお客様、今はご縁が切れてるけど、たまに思い出してSNSを見ると、
一発逆転、一攫千金でお金を得ようとして、逆に騙されて損してたり…
お金を使いたくない、払わない事で、手元にあるお金が減る事は無いかも知れないけれど、
「損したく無い、得したい」気持ちが、自分から発信され、巡りに巡って、全部、その人に還っているから、同じ考えに共鳴した同じ思考の人としか出逢えないから、誰かに何かを奪われてどんどん苦しくなっていく…
私がアレルギーで手が切れていても、「どうしてもセッションを受けたい。」と言われ、セッションしてあげた事もあった。
私的には寝不足とアレルギーで、最低、最悪なコンディションだったけど、その場で出逢ったその人は、こんなチャンスはもう2度と無いかも知れないから、絶対にセッションを受けたいと言う…
今なら1億パーセント断るけど、当時の私は、「そんなに言うなら…」と、オッケーしてしまい、セッションしたけれど、なんとも後味が悪く、気持ち良くないセッションで(こんな事は先ずない。)
「いーくーさん手が切れてアレルギーで調子が悪い中、セッションして貰えてラッキーでした。」的な事を言っていて(SNSに載ってた。)
ラッキーでもなんでも無いよ。私が調子良い時と比べたら今日なんて雲泥の差…
私的には最低最悪、何も出来なかったに等しい。と
心の中でおもったけど、多分、言っても伝わらないし、もう2度と会わないだろうと思ったので、何も言わなかった。
可能な限り安く来てくれ、なんならタダでセッションして。と、言う人がいる一方で、
全てにおいておもてなしの心、本当に心から大切にされている特別感や安心感、喜びを感じて貰う事を目的に生きている種族がいるのか…
(同じヒトと思えず、思わず特殊、特別な種族なのか?と感じた。笑)
毎回、ご家族全員で私のセッションを受け、離れたところに住んでいる家族(他府県や海外)を呼び寄せて私のセッションを一緒に受けたり、大切な方や親友をご紹介くださったりするからこそ、私のコンディションが大事…
激しく納得。
これまで出逢って来た人達を思い浮かべる…
(2020年コロナ禍の頃、SNSの情報に精神的に参ってしまい、Facebook友達のほぼ全員を削除したのでご縁が切れてしまった人多いけど…)←仲良い人は何も気にせず普通に連絡来ると思ってたけど、来ないね🤣
基本的に、どこまでも相手を信じるし、人を嫌いにならないけれど、本当にもう無理だ。と、ご縁が切れた人達(私がハッキリとご縁を切ると本人に言った人達)は自分の権利ばかり主張する人が多かったなぁ…
自分の権利ばかりを主張して、自分だけが得しようとする。
可能な限り、期待に添える様に頑張ってみたけど、「これ以上はもう無理だ…」と思った人達、いたなぁ…
私が大好きで仲良しな人達は、みんなあの家族に似ている。
自分の事も大切にしているし、相手の事も大事にする。
そんな人達と一緒にいると、本当に楽しいから、長い時間を一緒に過ごすうちに、本当に色んな話をするので、みんなにとって有益な時間にしかならない。
自分だけ得したい人は、何かを得ようとして質問ばかりするけれど、基本的に人の話し(アドバイス)を一切聞かないし、次に質問する内容ばかり考えていて、一番大事なところを聞けない。(聞かない。)
同じ時代、同じ国に生きているのに、まるで生きる世界が違う…
明日のzoom講座でも話すけど、私が素敵だと思った人達は、いつも、品が良く、質素だけど素敵なお洋服を着ていて、
余りにも素敵なので褒めたら、「20年以上前に買ったお気に入りなんですけど、お気に入り過ぎて、いっぱい着たから、毛羽立って来たし、今日が最後かな?と思って着てきたんですけど、いーくーさんに褒められたから、まだまだ着るわね❤️」なんてお茶目に言ってみたり
(私には新品に見えた。)
殆どが超高級ブランドか、自分の為に特別に仕立てた物ばかりの中、
またまた、「素敵なセーター着てる❤️エルメスかな?」と思ったらUNIQLO着てたり笑
(デザインや素材が気に入ったら、エルメスもUNIQLOも関係なく宝物になるらしい。)
家族、友人、知人、仕事関係、学校関係、ケンカをする事も、ケンカになる事もなく、
ブチ切れそうな問題が起こっても、問題をおもしろがって笑っていたり、相手にしない。(本当に、金持ちってケンカしないね。意見交換や相談はするけど、争う時間は無駄だと知ってる。)
いつも、その家族がいる空間だけが、別の空気、別の時間が流れているのかな?と思わせる程、ゆっくりと、ゆったりと、優雅に流れている…
楽器を演奏したり、うたったり、踊ったり、
大音響な筈なのに、不思議と、大音響に感じないし、全くうるさくない。
全てが心地良い。
お酒好きなのもあり、どんどん仲良くなって、様々な話をしていく中、これまでの人生や今の仕事、お金の話しやこどもの頃の話を聞いているうちに、
私が素敵だなぁ❤️と思ったご家族には、必ずと言って良いほど、年齢関係なく、人生のどん底を味わってたり、生死を彷徨う様な大事故や病気を経験し、人の痛みがわかる人がいて、
そんな中で気が付いた事を家族にシェアしていたりする。
自分がされて嫌だった事、悲しった事、辛かった事、絶対に人にしてはいけない。と、潜在意識に刷り込まれている。
もし、私にこどもが生まれたら、絶対に真似しよう❣️と思う事もたくさん教えて頂いた。
例えば、「自分のこどもを絶対に呼び捨てにしない。」
これは、私が素敵だと思った人(特に年配の方)全員に共通する事で、
自分の娘や息子、お孫さんを呼ぶ時に、絶対に「さん」を付ける。
なんで、「さん」付けて呼ぶのですか?と聞いても、「さぁ、なんでなんでしょうね?昔からの癖です。」としか言わないけれど、
長年、観察していて、こどもは自分の所有物では無いし、赤ちゃんであっても対等なひとりの人間として扱う為なのだろう。と思う。
(私も、完璧に真似しようと思ったけど、「さん」を付けて呼ぶと完璧に浮く環境なので、息子の事は絶対に「くん」付けで呼んでるのはこの為です。)←息子を呼び捨てにしたは事ありません。
「さん」を付けて呼ぶのは、戦前の日本では当たり前だったそうで、宮崎駿監督の作品とか、時代設定が古い映画のこども達は、大抵、両親や兄弟姉妹から「さん」「さま」付けて呼ばれてる事が多い事は昔から気になってたけど、その理由が私なりに腑に落ちた。
「さん」を付けて呼ぶ相手に、暴言を吐いたり、雑に扱ったりは無理なので、
「誰からでも大切にされる事で、自分を大切だと思う様になる。」
就学前に様々な土地を訪れ、気温や天気、食べ物、環境か全く違う世界がたくさんある事を見せ、肌で感じさせ、多様性を受け入れる土台を作るのも、私が素敵だと思った人達は普通にやっている。
臨機応変に対応する事が当たり前になるので、生きるのが楽になる。
絶対に守らなければいけないルールは守るけれど、
例えば、こどもがお風呂に入りたがらないなら、入らなくてオッケーだし、
食べたくないなら食べなくてオッケー
こどもの話は全部聞くし、必要以上に大人が勝手に作ったルールを押し付けない。
こどもがお風呂に入らない‼️
ご飯を食べない‼️
あれをしない‼️
これをしない‼️
と ブチギレてる親御さん達、無駄な時間過ごしてるなぁ…と 思ってる。
まだまだ、書きたい事いっぱいあるけど、私はパソコンを使わないので(一応、持ってるけど使わない。)
全てスマホで書いてる為、だんだん老眼がしんどくなってきた笑
明日のzoom講座では、(22:30〜)
布に関する話だけじゃなく、この辺の話もします😊