昔、実家では餃子は皮から手作りでした。

父が満州に滞在していたことがあり

本場の作り方と称して

父自ら陣頭指揮をとり

一家総出で200個くらい作りました。


朝から生地をこね寝かせて

麺棒で伸ばし湯のみ茶碗で型をとります。

具は白菜、しいたけ、ねぎ、ニラ、豚引き肉、生姜のみじん切り

と変わりませんがニンニクは入っていなかったと思います。


大きなお鍋にお湯をグラグラと煮立たせ

包んだ餃子を一個づつ入れ

浮き上がったら網ですくい

大皿によそった熱々を酢醤油でいただきます。

これが父流“水餃子”です。

皮は厚めでもっちりとしていて

ご飯代わりでした。

今考えると点心なのでしょうね。

茹で汁は味を調えスープになります。

残った餃子は、後日フライパンで焼いて食べました。

焼き餃子は我が家では残り物だったのです。


上京してからは餃子といえば焼き餃子

水餃子といえばスープ餃子なので食べる気がしません。

出来合いの皮は薄すぎて茹でれば溶けるし

焼くのはヘタでフライパンにくっつき

形が崩れてしまいます。


父の作った餃子が懐かしく

今度挑戦してみようと思います。

冷凍食品では我が家の味にも

思い出にもなりませんから。