今日もよく晴れて気持ちよかった。

夫も久しぶりに一日家にいて、家の周りの掃除など年末の作業らしいことを始めてた。

プリンターの調子が悪いというので修理に出そうとしたら買った方が安いと言われて仕方なく新品を購入してきた。

年賀状印刷のため。夫だけだけど。

年賀状じまいが数年前からよく耳にするようになったが、私は15年ほど前に年賀状は基本おしまいにした。

別居や離婚で住所が変わった時、親しい人には事情を含め伝えているが、そうじゃない人にわざわざ伝えるのもと思って、申し訳ないけれど今年で失礼しますと、今でいう年賀状じまいの文章にして最後に出した。

それがなかったとしても年賀状への熱量は年々落ちていた。

自分はいただいた年賀状をずっと置いておく方で、小学校からのもすべて当時は持っていた。

お正月のイベントの中で、もしかすると一番楽しみにしているのが年賀状のやり取りだったかもしれない。時々数年前のを見返すこともあった。

きっとずっとずっとこれを続けるだろうと思っていた。

でも40代くらいの時。多くの人は年賀状をわりとすぐに処分する（翌年の年賀状をだすまでとか、住所の変更だけチェックしてとか、お年玉年賀はがきの発表までとか）と知って、え、そうなの、と驚いた。

と同時に、そんなすぐに処分されるものに、年末の忙しい時期に労力をつかっていたのかとも思った。

もちろん凝ったもの、美しい手書きの文字や絵、家族や旅行の写真なども嬉しく思う方だし、自分が送ったものを楽しんでくれている人も中にはいたと思う。

印刷だけのものが届くとちょっと味気ないけど、元気でいるんだなと確認できるのも意味があると思う。

でもその年に、もうそれも年賀状以外ですればいいのかなと思った。

大事にしたいつながりは、年賀状以外の便りやメールのやり取りがある。

古い知人というだけでなぜか年賀状を出し合っている相手とは、思い切ってあの年に終わることができて正直ほっとしたのを覚えている。

夫も還暦を越えて、転職もして、もうそろそろ年賀状をおしまいにしてもいいのでは、と思うけれど、それを言うのは余計なことと思ってる。

夫が続けようと思うならずっと続ければいいし（慣習を大事にするタイプ）もしやめようと思った時はそこが本当のやめ時だと思う。

とにかく夫は、今年も年賀状をだすためにプリンターを新しくした、ということ。

年賀状になったことのない猫たち

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【にちにち】年賀状じまいは15年前