その日は、ダンスのクラスの日で、

ラミーシャは

しんゆうのビヌディといっしょに、夕方、

いえにかえってきました。


ビヌディといっしょに

ケーキとこうちゃで

おやつのじかんをたのしみながら、

ダンスのあとは

おやつがいつもよりおいしくかんじるのは

なぜだろう?

と、ふしぎに思っていました。


すると

台所でしょくじを作っているお母さんが

言いました。

「ラミー、

蚊が入ってくるから、まどをしめなさーい」


ラミーシャは

なんのまよいもなく立って

まどをしめはじめました。


そのときです。

ラミーシャの上のほうから

キキキキキキキキ~~~!!!

と、

いままで

いちどもきいたことのないような

ひつうなさけびごえがしました。


ラミーは

とっさに、

なにかはさんだ!

とわかり、

すぐに、まどをおしかえしました。


それとどうじに

なにかが、ラミーシャのながいかみにむかって

とびかかってきました。


ラミーシャはわけがわからず

いいました。


「ビヌー!」


ビヌディは、ラミーシャにちかよって

ラミーシャのゆたかなくろかみをたしかめました。


「ラミー、

かえるがとまっているよ。」


ラミーシャは、思いました。

どうしよう…ヌワンだ…



「このかえるは、とびかかってきて

めをやられたりするからあぶないよ。

あんたもしっているでしょう?」


もちろん、ラミーシャも

お父さんやお母さんにいわれて知っています。


ビヌディは、

「わたしはさわれない。」

と、

こわがっています。


つづく