参道ってただの通り道ではなくて、
神様の通るところというのは
人神様はその要素もあると思うけど
神様は鎮座されて降臨されるため、やはり
人が参るための道として作られている。
私たちが神域で（場のもつ振動数と同調して）
その払い清めで
身口意の一致が通る、
整う、落ち着く、真我に還る、肚が坐る、
有難さに気づく、囚われの思考が外れる、
肩の力が抜ける、芯くって歩ける、
そのために。
中には参道の途中で誰かと一緒に話しながら
亡くなった父母やご先祖との思い出が蘇り
涙したり、心があったかくなる人もいる。
「おかげさま」「ありがとう」が満ちて
その人にそっと寄り添い、整う人もいる。
自然の木々や土や石や生き物に
昔の人の造詣してきた形の豊かさに
参道はいろんな方向から語りかけてくれて
心の内側が拡がるように整えてくれる。
それには普通の凡夫は時間がかかるので
（達人は一瞬で整えてしまうよね。
禅の達人はいつもその境地にいるらしい）
参道でゆっくりその感覚を感じながら
歩いてみると、そのように神氣が寄り添う。
私は凡夫なので、そのゆっくり整う感じを
じわじわと身体の感覚の変化で味わい、
毎回、新鮮に、神域ってすごいな
おもしろいな！！とびっくりする。
何度となく訪れている神社仏閣も
参道が気持ちいいところのお参りはは、
毎回初めてきたようなリセットを感じる。
このとき、整ったフリをしてしまったり
神域のもつエネルギーをわかったフリ
してしまうのは、ものすごく勿体無い。
そんなときは、何が怖いのか？
何をわかって欲しいのか？を
神域の参道に委ねて感じてみるのもまた、
いいチャンスかもしれない。
新鮮に「わあ、いいなぁ」と
感じていくと、毎回驚くほどのギフトを
いただける感じがする。
あなたがもし心地よい参道に出逢えたら
それはギフトだと思って大事にしよう。
そこで
私たちは無邪気に還って歩いていくだけ。
無邪気に祈って手を合わせ、
またこの世の壮大な時間という遊びに
出掛けていくだけだ。
