七福神シリーズ その7 弁財天さま | 【うずめカフェ】ikukoのブログ。身口意そろえて味わう人生を。

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七福神ってどんな仏様?!
七福神シリーズ

その7は 弁財天 さまです。



●弁財天

●どんな仏様なの?!


弁財天さまは七福神の中でも

非常に有名な女性の仏様ですね!

仏教のなかでは、天部といって

仏法を護る護法の神仏としておられます。


ヒンドゥー教のサラスヴァティーという

河の女神様(同じくヒンドゥー教のブラフマン

という神様の奥様)が日本に入ってきて

仏教の仏として、弁財天となりました。



神仏習合だったころに神道の神様としても

取り入れられて、宗像三女神さまとして

祀られたり、その中でも特に

市杵嶋姫命いちきしまひめのみこと様と

同一視されていたりします。



明治の神仏分離令が出て、

神様と仏様を分けなければならなくなり、


江島神社や厳島神社のように、もともとは

お寺として弁財天さまを信仰していたところが

その法令によって、神社に変わり、


弁財天さまが宗像三女神という神道の形で

(または市杵嶋姫命さま単神として)

祀られている場合も多いです。

※ご本尊はすぐ近くの神宮寺や摂社、楼などにおられます。


写真は竹生島の宝厳寺の弁財天さま


弁財天さまは、日本でも信仰によって

いろんな形の仏像に変化しています。


2本の腕で琵琶を抱えて片手にバチをもち

音楽を奏でるお姿の弁財天さま

よく、妙音弁財天さまとしても祀られます。


海や川や水の神さまとして、たおやかに

滞りのない潤いを湛えた、

女性の福徳の象徴でもあり、

水の神、龍神様を眷属神としておられます。


江島神社の奉安殿におられる

裸の妙音弁財天さまは有名です。



写真は江島神社⛩さんよりお借りしました

また、八臂弁財天さまとして、

8本の手に弓矢、刀、矛、鍵など

さまざまな武器や道具を持っておられたり、


頭に鳥居と宇賀神さまを乗せて習合された姿

も多くおられます。


八臂弁財天さまは国を鎮護する戦勝の神仏、

治めの神仏としても歴代の武将から

信仰が厚い神仏です。


厳島神社を建立した平清盛さまや

江の島、鎌倉中心に弁財天信仰を土台にした

源頼朝さまはじめ。。。


また、大黒天さま、毘沙門天さま、弁財天さまを

合わせた、三面大黒天さまとして祀られたり、


仏教稲荷では、荼枳尼天尊として

白い狐の命婦様の上に弁財天様が跨り

稲穂などを抱えた姿でおられます。


写真は江島神社の元々の本尊である岩本楼の八臂弁財天さま。


弁財天さまは、弁天堂とか、弁天池というように

池などの水の中に祀られたり

水辺の洞窟に祀られたりします。

眷属の十五童子さまと共に祀られる姿も多いです。



水の巡り、水の恵み、は五穀豊穣に結びつき

豊かな暮らしに直結しますし、


女性の潤いを湛えた姿は

命巡る母なる生命の源です。


水は時には荒れて時には凪となり、

全ての本質の媒体として運び伝える性質も

ありますね。


水の恵みと暮らしの関わりが信仰となって

象徴された弁財天さまは、あらゆる福徳を

司るとも言えます。



●どんなことを祈願できるの?!

前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが

弁財天様とのお付き合い、祈願に入りますね!


弁財天さまは、水を司るところから

水の恵み、五穀豊穣、だけでなく

芸能上達、智慧と福徳、財運金運向上の神仏として

人気があります。




巡禮記の先達として

弁財天様への祈願のポイント、キーワード

こんな感じです。


あなたが笑って元気で美しくある
ための智慧

芸能ごとやプレゼンテーション上達の智慧

自分のもつ財(富)を磨く習慣の智慧

自分の商売繁盛がもたらす先の世界をどう観るか

大好きな人と幸せに過ごすあらゆる智慧

豊かさを受け取れる感受性を育てる智慧

自己卑下や自己憐憫のループを断ち切る智慧

健やかな身体と心の新陳代謝

戦いのためのプライドではなく自負を持つこと

自分の中で湧いて芽生えたものを丁寧に扱い
行動にしてトライアンドエラー、
チャレンジする勇気




●ご真言は
おん さらすわてぃ えい そわか

吉祥天さまは七福神めぐりには
入っておられないけれど
七福神のお一人とされることもあります^ - ^


〜あとがき〜
みんな大好き弁天さま。
女性の悟りをもつ、数少ない仏様です。

私は弁財天様の前で手を合わせると、
いつも感じることがあります。

「泣いても笑っても、怒っても悲しんでも
嬉しくなっても、どんな気持ちになっても

その一過性のあなたの波を、
あなたという深い潤いを湛えた海の上で
そうあるように漂わせてやりなさい。」

そんなふうに、今の自分を
揺れて変化する波のように受け止めてゆく
大きな視点をくださるように感じるのです。


笑って美しく、そして元氣で
いるということは、

不自然にマネキンのように
笑って飾る虚栄ではなくて

自分をそのままにしておける、
豊かさの波も荒波も受け止められる
ということなのでしょう。

そうある時には
そばにいる人もきっと笑って楽しく
元氣が出てゆく巡りになるのでしょうね!


巡禮記 松本育子