すごく、悲しいことがあったとき
その時、その場で、
どれだけ素直に悲しみを
表現し切ったと思っても、
ふとした暮らしの中でしばらくは何度か
ぶり返してくるときがある。
そんな時は、タイサンボクの花
思い出している。
タイサンボク、木蓮科のお花で、英名は
総じて、マグノリア。
今年の初夏に、雨の植物園で
写真家で詩人の賢太郎さんに
タイサンボクの花と撮ってもらったときの
このお花の香りがずっと
優しく鼻の奥にあって、癒されている。
最近手に入れた、ドテラの「マグノリア」。
お花のアロマはたくさんあるけれど
マグノリア、木蓮科のお花のアロマオイルに
出逢えるなんて知らなかった。
付けてみると、多分、他人には気づかれない
くらいに、優しくふわりと香る。
耳の後ろや手首につけて、ちょうどいい。
ロールオンタイプなので、持ち歩いて
少し落ち着きたいときには
ちょこちょこ付けている。
タイサンボクの花言葉は【前途洋々】【壮麗】。
白くて原始的な美しさと香りを放つ
その姿に、この世に生まれてきたことへの
命あることへの尊厳を感じる。
女であることの尊厳も
自分自身で生きていくことへの尊さも
品を落とさずに大切に育てゆくちからも
力強く思い出させてくれるようで、
雨のなかで
咲き誇る白い大きなお花に出会ったとき、
大好きになった。
ふとぶり返した悲しみも、やがて、
自分らしく生きるための品という
エッセンスに
わたしのなかで熟してゆくのだろうな。
マグノリアの香りをつけて
優しい歌を聞いて、少し泣いて、
また、凛とした力強い香りに
豊かさを生み出すスイッチが目覚めていくよ。
悲しみや落胆を心の中で腐らせていく女には
なりたくないね。
自分の品を、守れる女でありたいね。
こんな心の回復の柔らかさを
寄り添うように応援してくれるものたちを
身の回りに置きながら
「大丈夫」へ熟成していく方へ委ねて生きよう。
wikiによると、
モクレン科モクレン属のタイサンボク
（泰山木・大山木）
（学名：Magnolia grandiflora)は
別名をハクレンボク（白蓮木）というそう。
日本では泰山木・大山木と言った名前が付いて
ます。
マグノリアの香りは、アロマではほとんどが
タイサンボクから採れるそうです^_^