江ノ島の弁財天様シリーズ
前回は岩本楼の八臂弁財天さまの
ご紹介でした。
今回は、おなじ江ノ島の弁財天さまでも
妙音弁財天様とのお付き合いについて^ ^
【あなたであることが、尊いんだよ】
江島神社の泰安殿におられる
裸の弁財天さま
(妙音弁財天)を訪れるとき、
自分のからだの裸の尊さを
裸の弁財天さまの前で感じてみてください。
それは、言葉にならない、祈りです。
あなたの魂はどんな意欲を持って
この時代のこの世に飛び込んできたのでしょう。
いのち育んでくれる母の子宮に宿り、
小さな針先の点のようなたまごから
豆粒ほどになり、手のひらサイズになり。。。
やがて柔らかい芽のような
瑞々しい感性を携えて
この世に生まれてきた、あなたのからだ。
世の中は豊かになったけれど、
まだ、まだ、生と性にまつわる
この国の色んな偏見や圧力から
守ってあげましょう。
自分自身でいつのまにか採用してしまった
何かの誰かの寄せ集めの基準とやらで
裁いてしまわないように、気をつけて
扱ってあげましょう。
からだについて悩む人はたくさんいます。
世界には、地球には、
たくさんの価値観があり、
決して限られた視点に縛られて
苦しまないように
わからない、知らない、ことでいつのまにか
自他を傷つけて、尊くて愛おしいその
身体を嫌いになることが減るように。
あなたの体がその原始の美しさを
のびのびと、安心して、おおらかに表しながら
慈しんで、愛して、愛されて、育ち、熟し、
たくさんの愛を放つ。
そのために、自分の裸のからだを尊いと
自然に、当たり前に、感じることが
とても、とても、大きな守りの土台になります。
それは、これからののびやかな人生を
大きく支えていく土台です。
お子さんがおられる方にもぜひ、
江島神社を訪れる機会をつくって
いっしょにお参りに行って、
この、裸の弁天さまのところで
幼い娘の時からその体の尊さを
伝えてあげてほしいです。
お参りに行けなくても
上の裸の美しい妙音弁財天さまの
お御影(写真)をいっしょに見てもらって
お話ししたり伝えてあげてほしいなと思います。
あなたの体がどれだけ、尊いかを。
何も足さない
何も引かない
そのままの、はだかの身体の豊かさを。
その身体はあなたであること、だから
尊いんだよ、と
声をかけてあげてください。
あなたの身体をあなたが生きてくれることに
よかったと感じる人生を歩んでほしい、と。
それは、美と健康と豊かさの智慧をもつ
弁財天さまの祈りの言葉でもあります。
信仰って、本来神様や仏様を限定して
こんなことを祈るものだ、なんて
決めつけてしまうことではないと思います。
たとえば
裸の美しい弁財天さまを前にして
手を合わせたり、誰かと一緒にいて、
そこから感得できること。。。
自分の身体ってすごいね、美しいね。
ありがたいね。気持ちいいね。嬉しいね。と
感じてみることだったり、
「わたしに生まれてよかったな。」
「いてくれてありがとう」
そんな思いを感じられるのならば、
それはとても尊い人の霊性を開く祈りだと
思うのです。
「生まれてよかった」は必ず
誰かの生まれてよかったを支える連鎖を
生み出してゆきます。
時には、「ごめんね」の言葉も
出てくるかもしれません。
そんな素直な時間だって
この、妙音弁財天様の前だからこそ
できる祈りのひとときなんです。
美しいものを美しいと言える素直な心で
生きられるように。
愛する人を愛せるように
大切な存在を大切にできるように。。。
裸弁財天さまのお姿を前に、
チカラと勇気と、元気と工夫が湧いてくるのを
感じることも祈りになります。
みんな、裸一つのおかあさんの身体から
生まれてきました。
その身体の優しさと温かさを力にして
明日からの一歩を踏み出せる自分の時間を
大事にできると思います。
仏像には見た目の、カタチによって伝わる
智慧がたくさんあります。
人によってどのようにも感得できる
カタチの愛です。
その解釈のほんの一例ですが、
わたしなりに伝えていくことで、
誰かが、手を合わせる祈りのひと時を
今世、自分を生きるための
応援にして行ってもらえたら嬉しいです😊
巡禮記 松本育子
うずめカフェのお地蔵さま受注製作、
個人セッション、個人先達、
OSHO禅タロットカード講座
セルフデザイン数秘講座
暮らしに使えるレイキ伝授などしています。
☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆
●私がお参り先達をチームで
させていただいている
【巡禮記】のページはこちら。
☆♪☆♪☆♪☆*☆♪☆♪☆♪☆♪☆