再投稿です^ - ^
大好きな岡本敏子さんの本より
岡本敏子さんの言葉について書いてみます。
『恋愛芸術家』岡本敏子 著
岡本敏子さんといえば、かの岡本太郎さんの
パートナーであり、秘書であり、養女であり
とにかく既存の関係性を表す言葉には
とうてい当てはまらない存在として
太郎さんと愛し合われた方だ。
私は、この、岡本敏子さんの
絶対に真似できない生き方がすごく好きで、
純粋に憧れる。
岡本敏子さんの『恋愛芸術家』を知ったのは、
わたしにオススメだからとポンと送ってくれた
藤井みのりちゃんという人がいて
彼女のおかげだ。
素敵だなぁと思う
敏子さんの言葉を引用してみるね。。。
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恋愛は、男と女がそれぞれに、「自分」であってこそ成り立つもの。二人がいまこの瞬間いっしょにいる。それだけで素敵なことなの。
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恋なんて、人生の中では一番無目的で、危なくて、自分を投げ出さなければできないことなんですもの。
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ほんとうは傍にいたい。二十四時間抱き合っていたい。でもそれが出来なくても、黙ってその人を感じている。その人が世界の中にいるというだけで、存在が充たされ、磁石の針がぴたっと一つの方向を指すように、心はその人に向かっている。
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迷う方がいい。じぶんとは 何なのか。 でもそれは、 いまを空しくして 先に思いを馳せてすることではない。 動きながら 走りながら することだ。
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恋愛というのは、必ず片思い。どんなに仲のいい二人でも、 必ずどちらかが満たされぬ思いを持っている。 一緒であるってことはあり得ない。 でも好きなの ドキドキしてハラハラして、 一生懸命ついて行くだけで精いっぱい。
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自分は自分で立っていること。そうでないと、いつまで経ってもその恋愛は虚しいままね
自分だけの問題なの。ありふれる愛を人から与えてもらおうと思っても、それは無理
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いいじゃない、傷ついたって、楽しかろうと苦しかろうと、それが人生なんだもの
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誰も認めてくれなくったっていいの。「わたしっていいなぁ!」って、ときどきにっこりして、自分を抱きしめるの。そうすれば、恋は豊かよ。そういう自分を、ある人のために、無条件に、惜しげもなく投げ出すのよ。
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私の方を向いてくれなければとか、優しくしてほしいとか、そういうのは我欲ね。所有したいというのは、本当の恋じゃない。
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恋愛は、 それぞれに、 「自分」であってこそ成り立つもの。 二人が今この瞬間いっしょにいる。 それだけで素敵なことなの。
お互いに相手を引き出すの。 自分だけでは「自分」になれないもの。
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他にもいっぱい、名言はあるのだけど
載せきれないので、興味のある方は
読んでみてね!
岡本敏子さんは実際にひとに嫉妬や嫌いという
感情を持ったことがないそうだ。
吉本ばななさんとの対談本にそう載っていた。
わたしは自分を嫌ってくる人は嫌いになるし
時々嫉妬もするし、気にしぃだし、すぐ凹むし
とうてい、
敏子さんの執着のなさには至らないけど
だけど、ここまで全く違う
視点を持つ女性の言葉は
読んでいるだけで、胸のあたりが
清々として何か深刻さが抜けていくようだ。
真似できないけど、素直に、
《あ、そうだな。そんな見方もあるな。》
《そうありたいな。それのが気持ちいいな。》
と思えるひとつの愛の表現を教えてもらえる。
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男と女が本当に見つめあい、付き合うというのは辛いことでもある。切ない。だって、別の人間同士なんだから
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たとえ地位や権力がなくっても、本当に大事で愛しいのは、お互いの裸、かけがいのない、いのちのありようだから
何が起こるかわからない。一刻一刻展開する。生きるって、そういうことでしょう
フェアにお互いを自立した男女関係を求める。だが最後は許してくれる女、抱き取ってくれる存在を信じている。それは闘う男の痛切な夢なのかもしれない。
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女には理屈では納得できない、独特の脈略というものがあるのよ
眼と眼を見合す。ほんとうに真正面から相手を見なければダメ
みんな自分が大事で、痛いのは嫌。それでは生きている。という実感は掴めない
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「女は何のかんの言っても、所詮、金だ」なんていい気になっていると、結局、本当の女の魅力、凄みには遭遇できないものと、あきらめるべきね
「女ってたいがいバカなんだよな。バカなんだけどわかっているんだ」っていいでしょう?わかっているのよ
女にとって、組織や役割なんて、いつでも脱ぎ捨てられるガウンのようなもの
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男と女は一緒に成長するの。男に惚れることによって、女もふくらむ。男はまた、女に応えようと、もっといい男になる。
バカじゃないのと私は思うよ。いま、そこにいる二人が、向き合っている方がずっと実存なんだから、そのことを大事にすべきじゃない。やきもち焼いている暇はないの
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みんな、生まれたときは芸術家なんですよ。人間同士としての誠実さの中で、すくすくと育った子供たちは、人生においても、恋愛においても、芸術家のままでいられるのよ。
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そう、本当に、辛いとか切ないとか
そんなことはもう大前提な 人生そのものや
男女の関わりや、大切にしあうことの過程を
ひたすら愛おしいと見つめる視点が
生々しくて、清々していて、
人間として 憧れてやまない。
都合いいことだけ自己承認に解釈して
都合悪いことは全部相手のせいにし、
自分だけがかわいい、
自分だけが大事、自分だけを守りたい、
そんなふわふわした精神空気層を
一蹴するような言葉たち。
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弱くたっていい。そういう自分のまま、貫きとおすんだ、と覚悟を決めるのよ
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こんな、生々しい生き様を重ねていくの
素敵だなぁと思う。
自分を満たすとか満たされるとか、
損とか得とか
癒すとか癒されるとか
そう言ったものが、もう追いつかないくらいに
目の前の一刻を、このいのちが体験する展開を、
生々しく、温度を感じる生き様っていいな。
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なによりも、いまが大事なのよ。いま、この瞬間に全存在がパッと輝くの。
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生きるって、どうしようもなく
ここにあって、アホみたいに切なく
愛おしいものだね。
天国の岡本敏子さんに
心からの敬愛と感謝をこめて。