息子とメリーと成長観察 | 育児観察日記 いくじかんさつにっき

育児観察日記 いくじかんさつにっき

  非イクメンな父親が、育児に奮闘中の奥さんの姿と息子の成長を綴ります。







                         



息子:鯛くんが最近、長くなった。


大きくなったと言うより、長くなった。




なんか長くなったねと言うと、奥さんも激しく同意。


赤ちゃんの成長は一律ではない。


お尻だけドカッと大きくなったり、顔の横幅だけ朝より妙に貫禄がついたり。


日々、成長を怠らない。赤ちゃんって勤勉。




さて


息子:鯛くんが寝ている空間はとても地味。


見上げる視界には、安い透かし天井があるだけで、親から見ても楽しい物ではなさそう。


そこで、一ヶ月ほど前「泣いたらメリー」というものを買った。



「森で生まれたベビートイ」シリーズ 森のふわふわないたらメリー/コンビ
¥7,875
Amazon.co.jp


泣き始めると同時に、イントロクイズの早押しばりの速攻でトロイメライを流し、
4つのぬいぐるみをクルクル回す。



すると、息子はメロディーと動きに気が紛れ、いぶかしげながらも、泣き止む。


打率は大体6割と言ったところ。


かなり優秀な泣き止ませスタメン枠の一員になっている。




しかし、これを導入するには少し不安要素があった。


「壊れやすい」というレビューがAmazonで目立っていたのがその要因。


レビュー至上主義ではないものの、やはり気にはなる。


”7000円ポーンと出すのは金持ち”という生活水準認識なので、


 7000円のメリーが買ってすぐ壊れたらと思うと、二の足を踏んでしまう。


旦那 :「買ってもいい?」


奥さん:「買っていいよ」


旦那 :「でもなあ…。う~ん…」


と、自分で訊いておいて煮え切らない。


失敗を恐れては前に進めないだとか、将来への投資だとか、男のロマンだとか、思いつくすべての肯定思考を自身に言い聞かせ


「押すよ!買うよ!」
と充分もったいぶって”カートに入れる”をクリック。↓↓↓



「森で生まれたベビートイ」シリーズ 森のふわふわないたらメリー/コンビ
    【カートに入れた】
¥7,875
Amazon.co.jp     



そんな”壊れやすいらしいメリー”


実は、予想に反して (?) かなり頑丈だった。




ちょっと座ろうとしては、倒し、立ち上がろうとしては、倒し、を


夫婦そろって繰り返す。それもかなり頻繁に倒す。


その倒れる様は やけに痛々しく、思わずメリーに「ごめん!」と言ってしまうほど。


メリーを擬人化したら…、それはそれは大変な罪悪感であろう。


ともあれ、息子の手荒い歓迎よりも、親の方がよほどメリーに辛く当たっているにも関わらず、


”壊れやすいメリー” は健気に力強くトロイメライを奏で続けている。


みなさんウチのメリーは頑丈です!いい買い物をしたっ!!




そんなメリー、息子:鯛くんを成長をもさせている。




メリーの回転するぬいぐるみの中に、手のひらよりも大きいサイズのドングリがある。


片手で握ろうと息子が手を伸ばすものの、大きいドングリは握る事が出来ず、何度も指で弾いてしまう。
片手で何度も何度もトライしては、弾く。


まるで、パン食い競走のあんぱんのようなもどかしさ。


「両手でつかむ事が出来たらねぇ。」
と、奥さんと共にウズウズしながら実況していると、


その言葉を理解したかのようなタイミングで、ゆっくりと両手でつかむと、
ドングリをガッチリホールド!


はもはも画ガッチリ!

おーっと!ドングリ逃げられなーい!!(実況)

回転したいメリーを強引に引き戻し、満足そうに口に持っていくと、無心にハモハモ。


「見た!?成長の一部始終を見た!?」興奮気味に奥さんとお互い確認し合い、生物の進化ってすごいね!とお祭りモード。


それ以降は 得意げに (いや、そんなでもない感じで) 両手でつかみ、ハモハモ。


”こわれやすいメリー”を引き止めてはカッチカッチ空回り音をさせるのが、息子のトレンドになっている様子。
健気なメリーはそれでも息子:鯛くんのために回り続ける。
ウチのメリーさんは偉い。




赤ちゃんってこうやって長く大きくなるんだな~っと、成長の余韻をおかずに、まだまだご飯が食べられる朝です。




しめさば
しめさば