息子:鯛くんが最近、長くなった。
大きくなったと言うより、長くなった。
なんか長くなったねと言うと、奥さんも激しく同意。
赤ちゃんの成長は一律ではない。
お尻だけドカッと大きくなったり、顔の横幅だけ朝より妙に貫禄がついたり。
日々、成長を怠らない。赤ちゃんって勤勉。
さて
息子:鯛くんが寝ている空間はとても地味。
見上げる視界には、安い透かし天井があるだけで、親から見ても楽しい物ではなさそう。
そこで、一ヶ月ほど前「泣いたらメリー」というものを買った。
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泣き始めると同時に、イントロクイズの早押しばりの速攻でトロイメライを流し、
4つのぬいぐるみをクルクル回す。
すると、息子はメロディーと動きに気が紛れ、いぶかしげながらも、泣き止む。
打率は大体6割と言ったところ。
かなり優秀な泣き止ませスタメン枠の一員になっている。
しかし、これを導入するには少し不安要素があった。
「壊れやすい」というレビューがAmazonで目立っていたのがその要因。
レビュー至上主義ではないものの、やはり気にはなる。
”7000円ポーンと出すのは金持ち”という生活水準認識なので、
7000円のメリーが買ってすぐ壊れたらと思うと、二の足を踏んでしまう。
旦那 :「買ってもいい?」
奥さん:「買っていいよ」
旦那 :「でもなあ…。う~ん…」
と、自分で訊いておいて煮え切らない。
失敗を恐れては前に進めないだとか、将来への投資だとか、男のロマンだとか、思いつくすべての肯定思考を自身に言い聞かせ
「押すよ!買うよ!」
と充分もったいぶって”カートに入れる”をクリック。↓↓↓
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そんな”壊れやすいらしいメリー”
実は、予想に反して (?) かなり頑丈だった。
ちょっと座ろうとしては、倒し、立ち上がろうとしては、倒し、を
夫婦そろって繰り返す。それもかなり頻繁に倒す。
その倒れる様は やけに痛々しく、思わずメリーに「ごめん!」と言ってしまうほど。
メリーを擬人化したら…、それはそれは大変な罪悪感であろう。
ともあれ、息子の手荒い歓迎よりも、親の方がよほどメリーに辛く当たっているにも関わらず、
”壊れやすいメリー” は健気に力強くトロイメライを奏で続けている。
みなさんウチのメリーは頑丈です!いい買い物をしたっ!!
そんなメリー、息子:鯛くんを成長をもさせている。
メリーの回転するぬいぐるみの中に、手のひらよりも大きいサイズのドングリがある。
片手で握ろうと息子が手を伸ばすものの、大きいドングリは握る事が出来ず、何度も指で弾いてしまう。
片手で何度も何度もトライしては、弾く。
まるで、パン食い競走のあんぱんのようなもどかしさ。
「両手でつかむ事が出来たらねぇ。」
と、奥さんと共にウズウズしながら実況していると、
その言葉を理解したかのようなタイミングで、ゆっくりと両手でつかむと、
ドングリをガッチリホールド!
おーっと!ドングリ逃げられなーい!!(実況)
回転したいメリーを強引に引き戻し、満足そうに口に持っていくと、無心にハモハモ。
「見た!?成長の一部始終を見た!?」興奮気味に奥さんとお互い確認し合い、生物の進化ってすごいね!とお祭りモード。
それ以降は 得意げに (いや、そんなでもない感じで) 両手でつかみ、ハモハモ。
”こわれやすいメリー”を引き止めてはカッチカッチ空回り音をさせるのが、息子のトレンドになっている様子。
健気なメリーはそれでも息子:鯛くんのために回り続ける。
ウチのメリーさんは偉い。
赤ちゃんってこうやって長く大きくなるんだな~っと、成長の余韻をおかずに、まだまだご飯が食べられる朝です。