リャンズです




一度そんな深い話をしてからというもの

春子さんと私は

エステサロンオーナーと

その常連、という枠を越えて

とても親しく付き合うようになりました








春子さんは温厚で優しいけど

意外と心を打ち解けるのは苦手らしく

旦那さん以外で

ここまで深い話をできる相手は

リャンズくらいしかいないなぁ〜と

よく言っていました




彼女は中国国籍ではあっても朝鮮民族だから

韓国語の方が中国語よりラクなようでしたが



他言語をお互いベースに持ちながら

中国語で深い話をして通じ合う



ここまでじっくり話せる

外国人の友達は 

私にとっても初めてだったと言えます



相性というものは

時にお互いの国籍や環境をこえて

引き合わせるものだというのを体験しました



仕事で付き合ってきた

仲の良い中国人スタッフもいましたが

春子さんは私にとって

【心友】というレベルの関係でした



その後も旦那さんとのやりとりは

逐一報告を受けていましたが

心を許した人には

トコトン甘えたい質の春子さんには

1人で待つということが相当に

堪えている様子でした



春子さんも韓国に住めば?とも言ったけど

私は生まれも育ちもここだし

母も近くに住んでいるし仕事もある

気に入っているから

絶対に離れたくないと言っていました




そして数ヶ月後

価値観の違いから

春子さんは離婚しました

でもその日もずっと

エステサロンは休むことなく

働き続けていたのでした




続く右矢印