リャンズです
元々ディーンの気質は
比較的揉めやすいものがありました
学校生活で模範的な生徒か👨🎓
というと
この頃は転校して一年足らずだったし
群を抜いていたわけでは
なかったのではないかと
思います…
ただ生来、
仕切りたがりみたいなところがあり
学級委員になってからは
悪い事は取り締まるよー、と
義務感に燃えていました…
要するに
他人に厳しめ
人の粗は目につくタイプというか…
トホホ
周りが認めるほどの実力が
まだまだ身に付いていないうちから
先生のように友達を注意したり
口出ししてしまっていて
日頃から
私も危なっかしいなぁと心配して
やり過ぎないよう
口添えをしていました
ただ、そのトラブルの時は
担任の先生が
かなりディーンを褒めて下さったし
普段からジャイアンの
暴力に頭を痛めていた同級生達にとっても
ディーンの行動は
でかしたっ
頑張ったなっ
的な位置付けではあったようです
僕は間違ってないという
強い気持ちがディーンにはありました
翌朝、意気揚々と登校したはずなのに
帰ってきたディーンは
見るからにしょぼくれていました
その日の朝
ジャイアンが教室の前で
ディーンを待ち構えていたようで
通せんぼされたとのこと
図工で絵の具の筆を落としたら
ヤイヤイ非難されたし
何か事あるごとに
一日中嫌がらせされて
ほんとに嫌だった…と
涙目で私に話してきました
あー
やっぱりこうなったか…
「ジャイアン君は
昨日、先生が皆の前で
自分を叱って
ディーンを褒めたことを
怒っているのだろうね…」
「でも僕は間違ってない
」
」「間違ってはいないよ
あの暴力は絶対ダメなことだし
うーん。。これは
どちらが間違ってるとか
正しいとかいう話ではなくてね
ジャイアン君の心の問題なの
自分が悪いのがわかっていても
人前で自分は恥をかいて
ディーンは株を上げたでしょ
そういうのは
誰だって面白くないんだよ」
少し丁寧に説明したけど
まだディーンには
わからないようで
キチンと反省してないジャイアンに
腹を立てていました
「先生には話したの
」
」当然報告したのだろうと
思っていたけど
ディーンはなんと
首を横に振りました
続く