思いがけず号泣映画でした。
単なる子供向けファンタジーではない。
ので、その棚に置かないでもらいたい。もったいない。
まわりと上手く折り合いが付けられない
そんな二人の子供が出逢い、作り上げた、空想世界テラビシア。
心の目を開かないと見えない世界。
それは現実逃避ではなく、現実を生き抜くための場所。
よくあるファンタジー映画とは異なり
現実がしっかりと裏打ちされているのが良かった。
異次元に迷い込む、のではなく。
すべてそこで起きていて、すべて現実の糧になる。
何もかもがうまくいくような気がしていた。
そこに待ち受ける残酷な現実。
それを乗り越えさせてくれたのも、やはり空想世界テラビシアだった。
現実を見よ、と父親は言う。
夢ばかり見ていてはいけない、と。
だけど、彼らが見ていたものはただの夢ではない。
それは大人たちが忘れてしまった世界。
子供のころ、誰もが描けた世界。
忘れてしまったあの頃を思い出させてくれる
そんな貴重な映画でした。