先日、私にとって、大きな出来事がありました。
小学校のときの担任の先生に数十年ぶりに、お会いできたのです。
その先生は、私が5.6年生の時の担任で、本当によく叱られたのを覚えています。
それが本当に嬉しかった。
私を叱る目的は、『私のため』だったから。
誰かのために良い子にしないといけないとか、そんなことじゃなくて、のために叱ってくれたから。
その先生との思い出を、よく幾重さんにも話してきました。
そんな中、先日も、ふと先生のことを話したら、幾重さんが、
「会いに行こう!」
と言い出したのです。
え?え?心の準備が…
「心の準備?そんなもん、いつでも準備しておかないと、チャンスは待ってくれないのよ?」
…こうなったときのテンポは凄まじく、そして、先生の情報もあれよあれよと入ってくるのです。
言い出してから、約2時間後には、先生と会う約束ができ、その場所へ向かいました。
もちろん、幾重さんも一緒に。
何か手土産を持って行きたいと、幾重さんに相談したら、
「花束とか、良いんじゃない?」
と、提案されて、確かにと、途中、花屋さんにも寄って準備は万端です。
先生の色は、黄色のイメージだから、花束も黄色のイメージで作ってもらいました。
ドキドキしながら、久しぶりの再会です。
そこには、変わらない笑顔の先生が。
「お久しぶりです。」
先生は、教員を退職され、今は行政でご活躍しているとのこと。
早速、幾重さんが、
「はじめまして。今、茜と一緒にサロンをやっていて、そこの代表をしております。
一緒に仕事をしながら茜のメンタルコンサルティングも、あわせてやっています。」
と、話し始めました。
今回、先生との再会の理由、そして、先生に私から伝えたい思いを、幾重さんの先導で進めていきました。
子どもの頃の、本当の胸の内。本音。
それを、話した時、先生は目に涙を滲ませて、
「そうやったん。。気づいてあげられなくて、ごめんね。。」
と。
私も、一緒に泣いてしまいそうで、先生の目を凝視できずに、ただ、過去の自分を先生に開示していきました。
私1人で、会いに行っていたら、きっと私はまた、自分を良く見せようと、瞬時に過去の自分に戻っていたと思います。
でも、幾重さんのおかげで、過去の私の本当の姿を、包み隠さず話すことができました。
大好きな先生だから、あの時、私自身を受け入れてくれた先生だから、嘘はつきたくなかった。
クズでバカで異常だった過去の自分を、さらけ出したのです。
先生は、
「そうやったんやね。もうそこまで振り切ってたんやね。そりゃあ、もっと若い時に、気づけて軌道修正ができてたら良かったな…とは思うよ。だけど、気づけたのが、今だったとしても、それは『気づけて良かった』と思う!まだまだこれからの人生を考えたら、今、気づけて良かったよ!」
と、今の私も、受け入れてもらえたのです。
それが本当に嬉しかった。
先生も、
「昔は、子どもたちみんな、呼び捨てだったり、ゲンコツしたりしてたよね(笑)」
と、話してくれたときに、幾重さんがすかさず、
「大丈夫です。今はわたしが、その100倍、ぶん殴ってますから!(笑)」
と、言っていました。(笑)
でも、その言葉は、ただの笑い話ではなく、またもや事実になってしまうのです…。
先生との再会は、本当に嬉しくて、良い時間を過ごすことができました。
先生にも、幾重さんにも、本当に感謝です。
そんな幾重さんに、私はまた、自分の不安をぶつけてしまう行動を取ってしまったのです。
お金の不安です。
売り上げだとか、なんだとか、自分の生活のことを考えると不安でしかたなくなり、それを同時に、幾重さんに攻撃するという、身勝手極まりない、そして、それこそ過去の自分に瞬時に戻ってしまったのです。
その醜態は、ほかの門下生の前でも。
それは今回も、幾重さんの狙いがあり、私の醜態を隠すことはせず、なおかつ、スタッフにも自分のこととして考えさせるのです。
今回は門下生も、いろいろな意見をぶつけてきます。
私は、自分を正当化することばかりにとらわれて、噛み合いません。
その時に、門下生に放った私の愚言を幾重さんは、聞き逃さず、すぐさま鉄拳制裁が返ってきました。
自分でも、なんでそんなことを言ってしまったのか…、自分で自分のことがコントロールできない、ここまでメンタルコンサルティングを受けても、まだこうやって、自分の中のパラサイトがいとも簡単に動き出すのです。
「わかった?変わったつもりになってるだけ。どれだけメンタルコンサルティングをしようと、どれだけ本を読もうと、自分がやってる今の現状が、自分の実力だから。」
本当にその通りなのです。
自分が恥ずかしい。
また、自分が嫌になってしまう。。
幾重さんが遠くなります。。。
その時に、周りの門下生たちは、それまでと変わらない態度で、私を心配してくれるのです。
どう考えても、1000%私に非があるのに、そんな私を何事もなかったかのように、接してくれるのです。
「自分ならどうするか?」
幾重さんの普段からの問いを、みんなは、考え実践したのだとわかりました。
今回ばかりは、幾重さんの心を史上最悪に踏みにじってしまい、修復は簡単ではありません。
それでも、今回もたくさんの人が、助けてくれました。
応援してくれました。
戻ってきてくれた幾重さんは、
「自分の中にある嫌な部分、汚い部分は、誰にだってある。それに蓋をして、なくした気になっても意味がない。何も変わらない。見ないようにして逃げるんじゃなく、『うまく付き合っていく』にはどうしたらいいか?を考えること。その訓練も、メンタルコンサルティングだから。」
と、話してくれました。
お金の不安についても、小林正観さんの本に書いています。
幾重さんも、言います。
「今が自分にとってニュートラルなの。」
と。
この意味がわからないうちは、私のようにお金に翻弄されてしまうのだということが、よくわかりました。
私も、ここまでいろんな経験をさせてもらって、もうカッコつける意味もなくなりました。
「今が、自分の実力。」
この言葉が、今の私には腑に落ちます。
「過去と変わった」のではなく、
「過去はできなかった、自分のコントロールが出来つつある。」ということ。
自分を過信せずに、「今の自分」と向き合いながら過ごしていきたいです。