現場にいた福島第1原発所長が判断したなら、それでいいのでは
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110526-OYT1T00740.htm?from=main1
吉田っていう福島第一原発の所長は、いい判断したのでは? もともと原発所長には、海水注入を決断して実行する権限があるんだから、問題ないでしょう。むしろ、そこで、「国の判断が出るまで止めろ」と横やりを入れた人間と、その一連のやりとりを問題にしようとしている政治家の方に問題があるのでは?
現場でやってるってことは、失敗したら判断した自分も、一緒に作業している部下も死ぬという覚悟をもってやっていたと思う。その決断、判断に対して、遠くで見てた人間がとやかく言えないでしょう。ギリギリのところでギリギリの判断をしていると思います。
我々も、現場にいて、命がけで決断した人の判断に、文句言うつもりなんてないよ。今、いわきで頑張ってる人たちだって、自分の命をかけて、自分の判断で残って頑張っている人のことは、応援する気持ちこそあれ、それを非難するつもりはありません。(ただ、判断力がない上に、放射能の感度が高い幼児、子供には、できるだけ安全性の高い環境を望むけど)
この副社長は、「所長の処分を検討する」なんて言っているけど、お前はその時どこにいたんだ! お前にだけは処分されたくないだろう。この所長も。福島県民も、いわき市民も、現場から逃げずに陣頭指揮を執っていた人の判断なら、許すと思いますよ。失敗したら自分も死ぬ状況で、命がけでやってる人には、我々だって共感しますよ。
我々が信用してない「東電の幹部」っていうのは、周辺住民の安全とか考えてないで、遠くの方で、財界の人間とか、株価とか、投資効率とかばっかり考えているやつよ。現場で、周辺住民よりもっと原子炉に近いところで陣頭指揮とっている所長が下す判断など、文句言えませんよ。命がけなんだから。
しかしねえ。
こんな、注水を止めた、止めないなんていうことより、もっと大きな問題は、三号機の汚染水が貯水されている場所から、水漏れしていること。そこにたまっているものを移す場所がもうないことでしょう。その手当をするのは、国の責任でしょう。国をあげて対応してください。