浪江町の状況は他人事ではありません | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

浪江町の状況は他人事ではありません

 NHKの夜の番組で、浪江町の人々の話をやっていました。


 青年会議所のメンバーが議論していて、「もう若者は戻ってきて、住んではくれないんじゃないか」と。その会議を仕切っている中心メンバーでさえ、「自分の子供の将来を考えると、ここにとどまっていいものか」と悩んでいるとのこと。


 放射線の積算量が、現時点で、浪江町といわき市では全く違いますから、ただちにいわきも同じと言うつもりはありません。


 ただ、風向きというのは季節によって変わります。雨もこれから降ります。


 汚染水がダダ漏れ。妙な水蒸気が事故現場からはいまだに挙がっていて、さらに、復旧の工程も東電が示した物など到底守られそうにない状況です。誰がみても9か月じゃあ収まらないのは目に見えています。


 万が一、北から南に風が吹くようになって、雨が降るようになったら、現場からのいわきと浪江、飯舘の距離はそれほど違いがないのです。


 私の70過ぎの両親など、私と同じ心配性なもので、すでに、「窓は開けず、換気は最小限に」と屋内退避に近い状態です。あのままだと、夏、暑くなったらどうするつもりなのか。


 クーラーつけたら、外からの空気がいや応なく入ってくるのです。


 うちは爺さんばあさんしかいないから、影響が出る20年後には、それほど心配ないけど。お子さんのいる家庭は、どうするんでしょうか。


 そうなっても、あの市長は、例の「いわきは安全です」というオウム返しを繰り返すのか・・・・・・。


 同行したNHKの記者が、「浪江町はのどかな風景で、これが放射能に汚染されているというのが信じられないほどです」と言っていましたが、いわきののどかさを思い出して、冷たいものが背中を走りました。