これは、遺伝子を守るための行動ですから
いわき市で生活するあるお母さんからメールをいただきました。
放射能の汚染を少しでも減らすために母子でレインコートやマスクなどの装備で学校に通っていると。
それを見て笑う知り合いの親御さんもいるとのことでした。
これは笑い事ではないです。今の緊急事態をやり過ごして、将来、「あんなことがあって、あの時は、少しオーバーだったけど、やった」と笑い話になれば、むしろ幸せだと思えるようなことだと思っています。
私だったら、子供に、こう言います。
「お前は、将来、自分が大好きになった人と結婚するだろう。その大好きになった人に、『昔、私の故郷でこういうことがあったけど、近所の人に笑われながら、母と二人でレインコートとマスクをして学校に通った』と言ったら、その相手の人はどう思うだろう。お前を愛してくれる人なら、それを決して笑わないだろうし、手を握ってお母さんに感謝すると思うよ」
今、周囲に笑われながらしている努力は、将来のパートナーのためであり、生まれてくる子供のためであり、それに連なる子孫のための行動だと思うべきです。
愛する人のためにしていることを恥じる必要はないのではないでしょうか。
それが将来、笑い話に終わったとしても、こんな幸せな笑い話はないと思います。