音楽仲間の広がりが加速 | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

音楽仲間の広がりが加速

 昨日はライブがあったために、1日が長かった。


 朝、ホセ師匠のお宅で練習をして、午後に中目黒のライブ会場に移動。リハをした。


 「逆リハ」と言われるもので、1番最後のバンドがまずやって、次に最後から二番目のバンドという風にやっていく。つまり、1番最後のバンドになると、1番最初にリハをして、1番最後に本番を迎えることになる。


 きのうは、結局2時15分にリハをして3時に終了。本番は10時近くまでおしたので、リハと本番の間が7時間近くにもなってしまった。


 というわけで、暇なのでメンバーでお茶をしたり、中目黒界隈を散歩したりと時間をつぶした。


 そこで、時間があったために、じっくり語り合ってしまった。「最近、音楽をめぐる環境がとてもよくなって、どんどん良い演奏者とお友達になっているような気がする」と素直に私の考えていることを話した。


 バンドメンバーも素晴らしいし、バンドを組まないまでも知り合いになったミュージシャンも素晴らしい人ばかり。「この人の演奏は素晴らしいなあ」と思って尊敬してしまうような人とお友達になって、意気投合してしまったりすることが多い。


 実は、私、社会人の駆けだし時代に岩手でバンドを活動を始めた時も、そうだった。


 貸しスタジオで寂しくドラムの個人練習をしていたら、そのスタジオのオーナーで歌手の玉山秀之さんが、ギターを持って、「ちょっと、一緒に絡んでもいい?」と入ってきた。玉山さんとバンドをするうちに、玉山さんのバックのミュージシャンとフュージョンバンドを結成。そのつてで、及川ジョージさんと古館哲さんという、当時、東北でこのジャンルではトップクラスだったミュージシャンのバンドにまぜてもらうことになってしまった。この間、時間にして1年余り。音楽仲間の輪が広がっていくスピードというのは、どんどん加速していくようなのである。


 今の広がりのスタートになったのは、ベースの穂高くんを見つけ出した時だったように思う。


 それまでの私は、「昔、古館さんのベースと一緒にやっていたようなノリの音楽ができたらいいが、あんなすごいベーシストは、東京ならプロになってしまう。がアマチュアでいるわけはないから、無理だろうな」と9割方、あきらめていた。


 それが、あるライブで、穂高くんのベースを見つけたのだった。


 あの時の衝撃といったら、なかった。「この子、本当に学生?」と思った。


 この超1級品のベーシストを見つけたことで、私は、超積極的になった。ライブハウスやユーチューブで見つけたアマチュアのすご腕ミュージシャンに、「良いバンドができる自信があるから、一緒にやりませんか?」と声をかけた。


 そうしてできたのが、今のバンドなのである。プロならまだしも、アマチュアではなかなか集まらない粒ぞろいのメンバーだと自負している。


 バンドを結成してすぐに、中目黒・楽屋でのライブの話が来たときは、ちょっとびびったが、「このメンバーなら、耳の肥えた客が多いライブハウスでやっても、恥をかくことはないだろうな」と思った。


 今後、このバンドは、今よりもっと良い演奏をするようになるだろうし、そういう音を外に向かって出していれば、他のパートでもさらに良いメンバーが集まってきてくれるだろうと思う。


 メンバー全員の気持ちが、「良い音を作ろう」という方向に向いていれば、おのずとそういう流れが強くなり、その流れに、さらに人が集まるのではないかと思う。