勉強になりました | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

勉強になりました

 午後から仕事があったので、長くは聴けませんでしたが、日本女子大の学祭。勉強になりましたよーー。


 最初、野外演奏のアカペラをみていたのですが、これが、なかなか苦しくて。我が立大の後輩のバンド(2つ)は、いずれも、ボイスパーカッションはまずまずだったんですが、ベースパートが今一でした。音程が揺れすぎ。ベースが揺れると、中音も揺れて。主メロディー部を歌っている人は、いずれもそこそこ上手く歌っていたんですが、バックの音程がメロメロでした。


 なあなあではなくて、ちゃんと録音して、全員で、誰の音程が揺れているのかをチェックした方がいいですね。学生というのは先輩後輩の関係もあるから、人の音について率直に言えないのでしょうが、それではアンサンブルはなりたちませんね。良い演奏がしたいなら、ちゃんとお互いの音に意見を言える関係を作らねばね。


 次に行ったのは、昨年見て、家内と「いいねえ」と意見が一致したマンドリン部。これは、今年もよかった。指揮とベースパート(ギターですね)の人のリズムが非常に安定していて、それを起点に全体が綺麗に統合されている感じでした。昨年聞いて、「冷静に聴けてなかったかも」と思って、今年は家内と二人で冷静に聴いたのですが、「うーーーん。これはやはり素晴らしいね」と一致です。

 ダイナミクスというか音の強弱のつけかたも素晴らしく、出しゃばって音を出す人もなく、全員が謙虚に音楽に対しているという姿勢が音に出ていました。そういう気持ちが一つになった演奏は、素晴らしかった。


 続いて、行ったのは、これも昨年見てよかった合唱部。これは、パンフレットにあった演奏時間より早く演奏が始まったために、最後の1曲しか見られませんでした。OBのおばさま方も交えた演奏でしたが、これも素晴らしかった。昨年より、一回りよくなった感じでした。(おばさま方も、学生さんに負けない綺麗な声で、びっくりしました。きっと、気が遠くなるような長い年月、誠実に音楽と向かい合ってきたのでしょうね。感動しました)


 1曲じゃあ満足できず、つぎのセッションも見ようと一旦家に帰り、出直し。次のセッションもよかったですね。特にステージの真ん中当たりで歌っていたパートの方々の声と音程が素晴らしく、つい、「どの人の声だろう」とまじまじと見てしまいました。メガネの人かピンクのカーデガンの人か、その両方かでしょうか。


 勉強になったのは、ノドに全く力が入っていないところですね。これは地道なボイストレーニングの成果なんでしょうね。皆さん、音程がすばらしく、なおかつ力みがまるでなくて、たくさんの鈴がなっている感じでした。


 願わくば、午前の部のベストフレンドとガーネットが聴きたかった。去年は確か、学祭で見たハナミズキがあまりに素晴らしかったので、人見講堂まで定期演奏会を見に行ったのですが、ここでハナミズキはやらず。でも、ラストの方で歌ったベストフレンドとガーネットの名演に泣かされた記憶があります。


 途中、交響楽団のようなのも聴いたのですが、これは、音程がまばらで「?」という感じでした。小さな教室でやっていたから、思い切り吹けず、音を抑えながら吹いていたからでしょうかね。でも、真剣に演奏していたのは伝わったので、よかったです。


 帰り道、家内と、「いいものが聴けてよかったね」と話しながら、満足して家に戻りました。


 アカペラで出ていた母校の後輩には申し訳ないけど、音楽に対する真剣さと誠実さがまるで違いました。マスコミなんぞに取り上げられて、自分たちの演奏を省みるのを怠ってるようでは、ミュージシャンとしての息も長くはないでしょうね。きっと。合唱部のOBのおばさま方の爪のあかでも煎じて飲ませたいぐらいです。(自分も、おばさま方の爪のあかを飲んだつもりで、ドラムの練習します!)