優先順位
本日は久々のバンド練習の日だった。楽しみにしていたが、仕事が忙しいため、早々に辞去させていただいた。
私にとっての物事の優先順位は一に家族、二に趣味、三に仕事だが、これがそのままストレートに実際の生活に反映されるわけではない。
家族と楽しく生きるために趣味も充実させ、仕事も一生懸命やらないといけない。
仕事というのはおろそかにすると、家族に経済的な安定を確保することができないし、経済的な安定がないとバンドもなかなか楽しくリラックスしてできない。
そのため、どうしても仕事を最優先して趣味や家族サービスの割合を下げることになる。
今は、仕事の中では大きなプロジェクトのまとめ役を任されているので、プロジェクトの中で頑張っている人がいると、自分も頑張らないといけないと思うようになる。そうなると趣味はやはり二の次、三の次ということになる。
最近、バンドを再開した自分の中で最も変わったのは、仕事で妥協しなくなったことかもしれない。バンドの練習日が近づくと、仕事の帰りが遅くなる。納得できるまで仕事をしないと、バンドにも集中できないからだ。集中できない中で終えるバンド練習ほど楽しくないモノもない。
きょうは、バンド練習を早めに切り上げたお陰で、自分の責任を果たせた。結局は、いい演奏するためには、仕事も家庭も、後悔しないように全力で当たるのが1番なのだ。
私の場合、子供の学校のために都心に引っ越したので、自宅でのドラムの個人練習などはあきらめざるを得なくなった。(都心でドラムの個人練習OKのマンションなどないだろうから)
シンバルを買っても、家では一度も叩けないし、ケースから出して眺めているしかない。電子パーカッションを買ってバスドラムとつないでも、一度も叩かないでバンド練習に臨まざるをえなかった。これすら叩けないのが都内の住宅事情だ。
しかし、そんな厳しい状況の中で続けるからこそ、全体練習はこの上なく楽しい。他のバンドメンバーも、そうやって厳しい環境の中でずっと楽器を続けてきた人たちだから互いの立場をわかってくれる。
演奏で少しぐらいヘマをしようが、指がもつれようが、誰も責める人はいない。「次回までに練習してきます」と言えばみんな笑顔で、「大丈夫、問題ないよ」と行ってくれる人たちばかりだ。
そんなバンドの仲間の方々の温情に背かないよう、出張や出勤の移動の電車中でイメージトレーニングを繰り返す毎日だ。