子供の塾の迎え
子供の塾のお迎えに行った。家から一駅の所だが、車で迎えに行って、連れて帰ってくる。これがまた、幸せを感じるから楽しい。
子供を塾に通わせるなんて思ってもみなかった。私が塾に行ったのが、中学生の英語塾。子供はまだ小学6年生だ。
家内とはなんどか受験させるかどうかで議論した。私は、別に、ふつうの学校でいいという考えだったが、家内は、公立は学校崩壊とかしている可能性が高いから、と私立受験を主張した。
結局こどもの意見を聞いたが、「とりあえず、行ってみてから決める」ということで行かせることになった。
それが結構、子供は楽しいらしく、私立受験をすることになった。そんな経緯がある。
私自身、子供のお迎えをする父親になるとは想像したことがなかった。
自分に仕事があるのに、いそいそと子供の迎えに行くなんて、私が若い頃なら、「ばかげている」と思ったことだろう。
だが、やってみたらとても素晴らしいことに気づいた。
子供たちが一生懸命勉強している姿をみていると、「何とか志望校に受からせてあげたいな」と思う。こどもから、「どうやったら成績が伸びるかなあ?」と質問されて、「こうしたらいい」とか一緒に考えるのは、とても幸せを感じる。親子で一つの目標に向かって一緒に考えるというのは、なかなかあるものではないからだ。
というわけで、車の中で子供たちと話をして、時には励まし、時には戒めながら帰ってくる。そんな瞬間に幸せを感じている今日、このごろである。