子供に算数を教え始めた
帰国して2ヶ月。学校になれた子供たちが、学習塾に通い始めた。
そこでプリントのテストを受けたのだが、どうもできていない。
分数の掛け算、足し算、引き算、割り算が苦手なようなのだ。
家内が教えているのを横で見ていたが、「それじゃあだめだ!」と割って入り、教え始めた。
家内の説明に「わからない」と泣いていた息子だったが、私の説明を聞いて、どんどん理解していった。
円周の求め方。円の面積の求め方。三角形の面積、鶴亀算。どんどん教えて、そのやり方で解かせた。
多分、息子は、一晩寝ると忘れてしまうだろうが、「忘れていいから、忘れたと思ったら、もう一回パパの所に来なさい。何回でも教えてやるから」と約束した。
翌日にも同じようなテストが塾であったようだ。
なんと、息子は、前日に教えたものがほとんどできていた。
「この調子なら、夏休みまでには追いつけるから。大丈夫。算数は全速力で追いついて、算数が追いついたところで、次は、社会とか理科の暗記物をやろう」と約束した。
私は文科系だが、私の姉は小学校の算数の先生で、弟は理科系の大学を出た後、医大に入りなおしたばりばりの理科系だ。
息子には「先生や教科書の質問がわからないときは、それは、教えている人か、テキストのせいだ。自分のせいだと思わなくていいよ。その時は、パパがわかるまで教えてあげるから」と話した。
うれしそうな息子の顔が父親としてうれしかった。