しつこいですが・・・グループ送迎

　「子供を預けて教育するというシステム＝学校、幼稚園、保育園」について、少し考えてみる必要があるかもしれません。

　動物の中で、自分の子供を誰か別の大人に預けて、自分は働きに出る（動物だから、餌を探しに行く）という種類のものは人間以外にいるでしょうか？

　人間界でも、昔は、母親が子供を育て、教育するというのが当然の行為でした。

　学校という組織が発達したのは、イギリスの産業革命の頃だそうです。大人の労働力が必要になった国（産業界かもしれません）が、労働力確保のために母親たちの力を集めるようになった。母親が働きに出れば子供は家にほおっておかれる。そんな子供を集めて、「効率的に面倒を見る機関」。それが学校だったのです。

　能率なんか考えなければ、子供は母親が育てるのがいいに決まってます。エジソンだってアインシュタインだって母親が育てたんですから。

　しかし、学校という言葉は、いつしか美化されて来ましたね。「教育者＝聖職者」「先生＝尊敬されるべき人」「学校＝子供にとって必要な場所」。そんな具合に。

　でも、先生ってみんな立派でしょうか？　私も、家内も、私の姉も教員養成系の大学を出ていますが、同級生については「あんな人間が先生って呼ばれてると思うと、ぞっとする」という人が多いのです。

　何度も言いますが、私はこの容疑者を許しません。

　ただ、彼女の中にあった「自分の子供の安全は自分で守りたい」というのは、本来親がもつ自然な感情だったのではないでしょうか？　それを尊重できなかった幼稚園には、教育機関としてのおごりがあったと言わざるを得ません。