子育てにギャンブルは禁物 | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

子育てにギャンブルは禁物

 「外国に行くと日本人は固まってしまう。だから、その国の言葉がうまくならない。私は、日本人とグループを作らない」。


 そういう風に宣言する人って多いですよね。


 私も、自分一人で外国に飛び込むなら、日本人がいないところにしたでしょう。でも、子供がいたから、日本人が多い地域に住むことにしたのです。


 私の考えはこうでした。「確かに、外国人の海に飛び込ませた方が、子供の英語のノビは早い。でも、まったく通じない人の中に入るんだから、苦痛があるだろう。苦痛に耐えられなくなって日本に帰りたいと言い始めたらどうしよう。そうならないために、日本人が多くいる場所に入れて、少しずつならすようにしよう」



 ロサンゼルスに越してきてきょうで、一年半。子供たちは、学校にも楽しく行っていて、英語も少しずつ慣れてきた様子です。


 外国人だけの学校に放り込まれて一年半経った子供は、うちのこよりも、英語が上手になったかもしれませんね。


 でも、私は満足しています。


 子育てでギャンブルはしたくなかったからです。失敗したら、苦しむのは子供自身。そんな失敗の可能性は低ければ低いほどいいのですから。


 まず、転校して、新しい学校に慣れて、日本人と友達になって。さらに余裕が出来たら外国人とも友達になって・・・・。と言う風に、安全な一から少しずつ冒険するような感じで、新しい世界に踏み出してくれたらいいなあ、と思っていたのです。


 僕自身、自分の人生を振り返ってもそうだったかなあ。


 周囲の安全を確認しながら、行動範囲をすこしずつ広げていって、テリトリーを拡大してきた感じ。


 だから、危険な思いもしていないし、冒険もあまりしていないし。


 よく、二十歳前後のアジア人の女の子でいるんですよね。「私はアジア人グループで固まりたくないから」っていって、現地人のグループにつっこんでいく人が。


 若い女の子だから、受け入れられますよ。若い男を中心に。


 でも、それって大概は遊ばれて終わり。中には、ネバダ州の山の中に連れてかれて殺されて埋められた人もいます。


 行方不明になって出てこないのは、そうなっている可能性が大です。


 我が家の子供たちも、今回は、良い経験をしたと思います。


 安全を確認できる範囲の場所を踏み台にして、少しずつ世界を広げていくというのは、人生の鉄則ではないでしょうか? 「ゆっくりと、確実に」と考えるなら、日本人のグループにまず入っていくのは、決して悪い選択ではないと思います。