良い睡眠をとるために
良い睡眠をとるために、二つのことを意識しています。
一つは、1時前にはなるべく寝ること。 昔は仕事が長引いて、3時、4時までおきていることが多かったんです。でも、その時間って、生物学的に言うと、ネガティブな気持ちが起きやすいんだって。
普通の人間は寝ている時間でしょう。その時間にネガティブなことを思い出して、夢でそれを処理するようにできているそうな。 つまり、その時間に起きていると、ネガティブなことを想起するような脳内物質が出てきて、ネガティブになるのだそうです。
もう一つは、寝る前に子供のことを考えること。普段は子供の頭をなでながら、寝ます。出張中の時は、枕を一つ余分に用意して、子供の頭をなでていることをイメージします。 ここで、子供の頭をなでながら「○○ちゃんの大好きなところはねえ」といって、子供の長所を一つ一つ上げていきます。
「一番楽しかった旅行はねえ」とか「一番好きな遊びはねえ」とか言ってそれをリストアップしていくことも。 そういうポジティブなイメージを思い出しているうちに、寝てしまいますね。
たまに、子供が学校であった嫌なことを思い出すこともありますが、そんなときは、「いいよ、いいよ。お前は悪くないよ。お前が悪くないのに、もっと嫌なことがあるようなら、パパが先生に言ってあげる。それでも直らないなら転校して別の学校に入ってもいいよ」と言います。
子供をポジティブに受け入れるようにすることは、実は、自分の精神衛生にも影響していることに気づいたのです。 たとえば、子供がテストの点が悪かったときには「パパは、テストの点なんて全然気にしないよ。お前がこんなにやさしくていい子なんだから」と言って頭をなでてあげます。 そうすると不思議、不思議、その言葉は、自分にも跳ね返ってくるんですよね。子供は、「仕事がうまくいかなくたって、パパのこと大好き」と言ってくれているような気がするようになるんです。
実際、我が家の子供たちは、私が家で「きのう、仕事で失敗しちゃってさあ」なんて口に出すと、「いいよ、いいよ、パパ」なんて言って、何も言わずに慰めてくれます。