子育て10周年の感慨 | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

子育て10周年の感慨

 双子が10歳になったので、男友達組と女友達組に分けて、盛大に誕生パーティーをしました。来週末もあるみたいだから、計三回。



 うちの家内がすごく力を入れて盛大なのを開いているので、「そんなに盛大にやらなくてもいい」「面倒くさいことをするな」なんて私が横やりを入れて、少しけんかになってしまいました。


 でも、私の方が間違ってたかも。家内が手塩にかけて子育てしてきたこの10年間を思えば、このぐらい許してやらないとなあ、と反省しています。



 男と女は、子供が生まれると本当に人生の分かれ道に入りますよね。



 男は、何があっても、「家族の生活基盤を安定させるために、仕事をしっかりすることが第一」という信念のもと、仕事を一生懸命やっていればいいです。



 一方の女性は、二者択一を迫られますよね。「子供がある年齢に達するまでは、自分のキャリアをなげうって子供にエネルギーを投入する」人と、「自分のキャリア、仕事も大事にしながら、子供を育てる」という人。



 我が家は、双子ということもあって、家内にとっては「キャリアを保ちながら、子育て」というのは無理でした。



 家内は、教員をしていましたが、それを完全に捨てて子育てに専念せざるを得ませんでした。



 男は、トクですよね。仕事をしているうちに、いろいろなものをえる。有名になったり、肩書を得たり、自由になるお金ができたり、部下をもったりで、なんだか、偉くなったような、何かを成し遂げたような気分になれる。(実際は、何も成し遂げてはいないんですが)


 女の人は、損ですよね。子育てを一生懸命したって、誰もほめてくれない。それこそ、「手塩にかけて育ててきた子供達」の存在こそが、彼女たちの「成果」なんですよね。



 でも、男の私が言っても説得力はないかもしれないけど、一人の人を立派に育て上げるというのは、素晴らしい「事業」だと思いますよ。エジソンだって、アインシュタインだって、偉大な人が生まれた背景には、偉大な母親の存在がありますよね。



 僕は、大学時代に教育学を学んでいたので、人を育てることの大切さというのは、分かっているつもりです。



 10年間、子供を一生懸命育ててきてくれた家内には、何か、プレゼントをしないとなあ、と思っています。


  子供と三人でじっくり考えようと思います。