劣等感と優越感 | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

劣等感と優越感

 学生時代、心理学を勉強していた時に、「優越感」と「劣等感」というものに興味があった。


 優越感を持ちやすい人は、劣等感も持ちやすい。劣等感が強い人は、逆に優越感を感じる場面になるとそれを誇示したがる。

 他より優越しているから必ずしも優越感が起きるわけではない。逆に、他より劣等の位置にいても、劣等感を感じないことは多い。



 自分の中にある強い劣等感に苦しんでいる人は、一度、「自分がどんな場面で優越感を感じるか」を検証してみるといい。なぜかというと、自分の劣等感を分析する場合、なぜ自分が劣等感をもっているかを考えても、原因が見えずらいからだ。それは、あたりまえのこと。何故かというと、人はみんな、自分にとって苦しいことは否定したがるし、隠したがる。それがあっても、正しく見ようとしないからだ。


 逆に自分が優越感を感じる場面の中に、自分の劣等感の原因が潜んでいることは多い。多いというより、これがすべてかもしれない。


 というのは、劣等感を感じる場面というのは、相手に優越感を感じられていることが悔しくて、苦しいということが多いのだ。


 相手が優越感を示していなくても、勝手に「この場面では相手が優越感を感じているはず。悔しい」と勝手に相手の優越感を想像して、劣等感に浸っている。多くの場合はそうだ。



 人が「相手が優越感を感じているかどうか」を想像するのは、「自分が優越感を感じる場面」や「経験」から照らし合わせたもの。つまり、自分の中にある優越感の感情が、逆に自分の劣等感を刺激していることが多いようだ。


 さて、自分の中にある優越感を克服できれば、自分の劣等感も克服できる。


 劣等感に苦しんでいる人は、試してみてください。