英語ができても、日本語がおろそかでは・・・・ | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

英語ができても、日本語がおろそかでは・・・・

英語を英語として理解するという勉強法があります。英語をシャワーのように浴びさせて、日本語を介さない方法。

 これって、一歩間違うと怖いですよね。

 私も含めた多くの親って、子供を米国人(英国人)にしたいのではなくて、「英語ができる日本人」にしたいわけで・・・。

 よく聞く話は、「子供に英語を習得させるために、アメリカンスクールに入れた」「お陰で英語と外国人文化になじんだ」「でも、日本語がおろそかになり、さらにアメリカナイズされた人間性のために、逆に日本の学校にもどれなくなった」「結局、日本の大学に入れず、高校卒業と同時に外国に留学。外国人と結婚し、親のところに帰ってこなくなった」という例。


 多分、この子は英語上達したんでしょうが、これって親御さんにとって、うれしい結果だったでしょうか? 

 多くの親御さんの目標は、子供が「外国人になること」ではなくて、「外国語が使える日本人になること」。そのためには、日本語や日本文化への理解を犠牲にしてまで英語をやる必要はないと思うんですよ。そのバランスを間違えると、何もならなくなってしまうと思うのです。

 親にとっても子にとっても幸福な結果を生むように進める。それを忘れると、子供が知らないうちにとんでもない方向に進んで、親の力ではどうすることもできなくなると思うのです。そうなったら、親ばかりか、その子供だって不幸です。

 「英語ができれば幸せになる」というのは幻想です。「幸せになるために英語を学ぶ」ということを忘れてはいけないと思います。