聞く英語と話す英語の違い | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

聞く英語と話す英語の違い

 「英語を話すには中学英語程度の知識で十分」ってよく言いますよね。これは真実だと思うのです。でも、誤解されるのは、じゃあ中学英語ができれば、英会話ができるか? それは「NO」です。


 「話すには」という部分がポイント。話すための語彙は中学英語程度で十分なんですけど、「聞くための英語力」というのは際限ありません。


 私が最初、NOVAに入ったとき、NOVAの教材に、教科書の内容が全部入ったCDを買わされました。これはすごくいい教材です。


 レベル7からレベル2までの内容が入っているんです。


 恥ずかしい話、最初は、レベル6でも聞き取れませんでしたね。それが、徐々にレベル6が聞き取れるようになり、5が聞き取れるようになり、4,3と聞き取れるようになりました。


 これで満足するのは甘いのです。レベル3の内容が聞き取れるようになった段階ですべきことは何か? 実は、レベル7から4までのこのCDの内容をしゃべれるようになることなんです。

 レベル3の時、悔しいけど、話すとなると、このCDの5ぐらいの内容しか話せませんでした。今は、CDのレベル2の内容でも聞き取れますが、話す方では4ぐらいの内容しか話せません。


 最初、聞き取り用(インプット)に使っていた教材を、話す(アウトプット)を意識して使うようになったら、上達した証しではないかと思っています。

 私は、今、ロサンゼルスで毎日通っているESLの授業を、聞き取り用としては聞いていません。先生が言っている表現を、自分でどう使うかを考えて、聞いています。(ESLの授業の聞き取りは、あまりレベルが高くありません)

 先生の言っている表現を「聞き取れるように」、ではなく、「先生と同じように話せるように」なった時に、ここを卒業しようと思っています。(でも、卒業したからといって、ゴールはまだ先ですよ。もっともっと難しい聞き取りはいくらでもあるんですから)

 英会話を勉強したことがない人はよく「あの人は英語がペラペラ」なんてことを言いますよね。でも、話すのは意外と簡単なのです。聞くということの奥深さに比べれば、素人に「あの人、ペラペラ」と思わせることにそれほどの価値はないのではないでしょうか?

 自分が通っている学校や、教材を、何のために使うのか? それを意識することは大切だと思います。