金で問題を解決する男1 | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

金で問題を解決する男1

 「金で問題を解決する」なんて書くと、やな感じがする人が多いと思います。でも、我が家は、結構、多くのことを金で解決しています。 子供を作る前に2人でいろいろ相談したんです。

第一ラウンド

 私「子供を作るなら、今後の2人の生き方をよーく考えてからつくろう」

 妻「それは、そうね」

 私「子供ができたら、お前には、子供が小学校5年になるぐらいまでは家にいて欲しい」

 妻「私だって働きたいわ。私が仕事をして、あなたが家事を分担するというのはどう?」

 私「やだ。お前が家の中のことをやる。俺が仕事に集中してお金を稼いでくる。その方が合理的だ。扶養手当だって出るし。俺が中途半端に家事をやると、仕事に集中できずに、俺の評価が下がるかもしれない。そしたら、家庭の収入にとっても、安定した収入という意味でも、よくない。俺が仕事ができないと評価されることは、部署替えされたり、給料下がったりということと関係するだろうから

 妻「勝手なこと言わないで。自分ばかり社会進出して、私は家に閉じこもるの?」

 私「それも小学5年までだ。それ以降、子供が手を放れるにつれて、お前の自由時間が増える。それは、この子育てで失った分として、お前の完全自由時間としてもいい。なんでこんなことを言うかというと、俺は、子供のためには、ある一定の年齢までは母親がいつも家にいたほうがいいと思うんだ。それは、子供の精神の安定のためだ!」

 こんな話をして第一ラウンドは終わり。私の考えが古くさかったのでしょうか? 妻は友人を集めて、このやりとりを議論。会議の結果、満場一致で私は「封建主義者」「古い考えの男」の烙印を押されました。

第2ラウンド】 

私「封建主義者と言われてもかまわないが、俺だって、ただの封建主義者じゃない。大学では現代的な教育について学んだし、女性の社会進出についてだって、理解があるつもりだ

 妻「ならなぜ、私を家に縛り付けるの

 私「俺も、近代的に家事を分担して、女性も働きに出て、子供はどこかに預ける、というのはやってみてもいいと思っていた。でも、最近の子供の荒れた傾向をみるにつけて、これって、”近代的夫婦”の増加と関係があるのではないかと考えた」

 妻「・・・・」

 私「太古の昔から、母親は直接子供を育てていたよね。でも、最近になって、働く妻が多くなって、子供を預けるようになった。でも、その痛みを受ける載って子供だと思わない。やり方を古いモノから新しいモノに替える時は、慎重にしないと、どこかに歪みが来る可能性がある。歪みっていうのは、大概の場合、一番弱い部分に来るものだ。我が家が”近代的夫婦”になったら、歪みは子供にこないだろうか?」

 妻「そんなの、どうなるかわからないじゃない?」

 私「そう! どうなるかわからないとしたら、俺は古い、安全な方法を選びたい。だって、自分の子供でそういう”近代夫婦思想”が正しいかというテストをしたら、失敗したときに、苦しむのは子供だよ。安全だとわかったら新しいやり方を取り入れるけど、自分の子供でテストはしたくない

 【第3ラウンド】
 妻「古いやり方の子育てで、世の中から取り残されるのは私よ。私の人生はどうなるの? 私だって、現代的な生き方がしたい」

 夫「それなら、お前が失う部分を、何かしらの方法で補填(埋め合わせ)しよう。」