天狗になる、とは
得意になる。 鼻高々になる。 いい気になって自慢する。
みんな知ってる。私も知ってる。天狗にはなるまいと思ってた。でも落とし穴があった。

私なんて、、が口ぐせの自己肯定感低子のおばちゃんの私が、無能なくせに実は承認欲求ありありをさらけだす時期があったからだ。

生きていくための商材、超小型EV のメーカーになって、代理店を探す日を送っていたら、ラッキーなことに知り合いのツテでTsiteに車を展示してもらった。
まだコムスなんかも目立つミニカーEVが珍しい時期だったので、この手の車は目立つ目立つ。だから白羽の矢がたった。

画像
展示の様子
あのTsiteの施設に車展示!の写真を載せた私のフェイスブックはちょっとしたカオスになった。
(展示させてもらっただけですよ。お金になってないんですよ。)
展示だけなのですが、私の心の中は自尊心?で満たされる。
私は人と違うのよ、女社長で最先端の物扱って凄いでしょ、フードなんちゃらの女性起業家と一緒にしないで、、エトセトラ、、の麻薬的快楽感情が湧いてくる湧いてくる。
きっと一般人が有名人と写真撮って、周りにすごいねー、って言ってもらうのと同じレベル。なのに商売の序盤の段階でキャハキャハしていた。

序盤で浮かれてる人間に商売はできない。当たり前のこと。そんなこと私も知っていた。
でも、、世間知らずのおばちゃんで、社会経験の少ないママである私がちょっと注目されたら冷静ではなくなる。。わかっていたけど、わかってなかった。
だから経験や研鑽が必要なのかー、と今さらながら思う。机上の知識も必要だが、人間って経験して初めて身につく生き物なのだ。

さらに、未熟者の私をダメにする最大の悪、承認欲求。 それに導かれるようにある田舎の小さな町の人から私のフェイスブックにメッセージがきた。
町おこしにこのEVを活用していきたいとのこと。このメッセージを見て頭の中にうごめいたのは
出来る女社長の演出ができる、、商売というより先にそちらが頭に浮かぶ愚かな私。

自治体の仕事で、出来る女社長、キャハ❤️

天狗になるバカに見える下地が徐々に敷かれているのに、自覚がなかった。
ついでにお金も儲かってなかった。
目的が、自己アピールにかわってしまっていたからだ。
起業理念なんてあったもんじゃない。