スダチ、2019年12月1日午前8時50分に永眠しました。
1歳4ヶ月と早すぎる猫生でした。

スダチは苫小牧の保護猫団体の猫の隠れ里から2019年1月から預かってた猫でした。
保護の経緯はちょっと分かりませんが、仔猫の時に隠れ里に保護され、兄弟猫達は譲渡されて行く中、スダチだけが余ってて…という事でした。

当院に来た時、生後7ヶ月程のスダチ。
体も首もしっぽも細長いヒョロ〜とした猫でした。スリム。
体重も3.7キロしかなかったので、ご飯はしっかり食べてもらい、最大4.3キロまで増えました。
しっかりとした体型になりましたね。

性格としては、人見知りより場所見知りをするので、新しい場所に慣れるのに時間がちょっとかかるのかな?という子でした。
慣れてしまえば、自分の好きな場所(キャットタワーやキャットウォークの高い所やこたつの中)でリラックスして過ごしたり、人の膝の上で頭を撫でられるのを好んだり。

他の猫達とは適度な距離間で、揉めることもべったりすることもなく。
仔猫のロクちゃんとは、ちょっと仲良くじゃれ合う様子が最近ありましたね。

スダチは里親希望の方はチラホラいらっしゃったのですが、条件等で折り合いが付かず、なかなかご縁に恵まれなかったのです。
ところが、先月に素敵な里親候補の方と巡り会い、やっとスダチも新しいお家でトライアルできる!という時期から食欲が少しずつ低下。
普段は完食していたので、おかしいと思い、治療を開始していました。
治ってからトライアルを…というお話で里親候補の方に待って頂いてました。
それが10月下旬〜11月始めの事。

食欲は戻らず、元気もちょっとずつなくなっていきました。
疑わしい病気を調べる為にあらゆる検査、治療をしていましたが、良くなる傾向はありませんでした。
治療経過から肺がん、あるいは肺に転移したものが原因と考えています。
病気になるには若すぎました。

こちらで預かって、一緒に暮らした期間は10ヶ月。
スダチがどう思って、一緒に過ごしていたかはわかりませんが、預かり猫だけれど、私達家族は楽しく愛しく接していました。
だからスダチが少しでも幸せに感じていてくれてたらいいな…と思います。

病気治してあげられなくてごめんね。
お空の上で好きだった日向ぼっこを楽しんでおいでね。


膝の上のスダチ

カメラ目線くれないスダチ。後ろはリムです。

皆とくっついて寝る時もありました。