今朝、来院してきた仔猫ちゃん4匹。
その子達を連れてきた方との話の流れで当院で預かることになり、仔猫ちゃん達のお世話を始めています。

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仔猫を連れてきた方から聞いた話と、ニャンコの会代表から聞いた話をまとめると以下の感じです。

隣の家の敷地(野良猫に餌を与えているらしい)に仔猫がいる…でも自分の家では先住猫もいて保護できないし、どうしたらよいのかと思い、千歳ニャンコの会に連絡したそうです。

しかしニャンコの会は保護猫が多数いる為、現在保護を断っている状況です。

それでも何とかしてほしいと(しつこく)ニャンコの会に連絡してはお願いし、検疫期間(2週間程)をその方の家で保護する条件でニャンコの会が関わることになりました。
母猫もいたそうですが、母猫は捕獲後に不妊手術しリリースしたそうです。仔猫達は歯が生えており離乳しているので保護して里親探しをすることに。

ケージやフードなど仔猫のお世話用品は全てニャンコの会が準備しています。

仔猫の保護から1週間程経ち、子猫達の体調が悪くなったので、ニャンコの会からの紹介で当院に来院しました。

こちらで診察しながら仔猫の体調や生活状況について詳しく話を聞いていると、仔猫を連れてきた方が「仔猫達の体調が悪くなったから面倒を見たくない」「保健所に連れていく」という話の流れになってきました。

4匹いる仔猫の内、赤茶の2匹はすでに里親が見つかっているとのことで、体調が良くなるまで引渡しを延期しているようでした。

猫を連れてきた方の話からは、自分が保護するのは不本意、ニャンコの会代表に言われるがままやらされている、といった感じがひしひしと伝わってきました。

しかし、そもそも仔猫を何とかしたいとニャンコの会に依頼したのはその方です。
検疫期間が過ぎれば、ニャンコの会で保護・里親に譲渡の予定です。

堂々巡りの話を聞くにつれ、この人は仔猫をどうしたいのか?が私には分からなくなってきました。

安易な可哀想で仔猫達の事を考えず、自分が保護してやった助けてやったという自己満足感を得る為に、保護猫団体に仔猫を丸投げしたかったのでしょう。
しかし丸投げ出来ず、しかも思っていた以上に仔猫の世話が大変で、嫌になってきたし辛くなってきた、といった事なんでしょう。

聞いてても埒があかない。
わかりました、仔猫は当院で預かりますとお伝えし、その方には帰っていただきました。
通常、当院では一般の方からの猫の保護は引き受けません。今回はニャンコの会が関わっている為、預かりました。

猫に罪はない。だけれど猫に安易に関わる
人には罪がある。そう思いました。


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↑黒の仔猫2匹(両方オス)はまだ里親が見つかっていないようですので、里親になってもいいよ!という方はニャンコの会にご連絡してみてください。
人の顔を見たらニャーと鳴いてくれる人懐っこい子達です😺😺