ついに発売!!
エレカシニューシングル、『新しい季節へ君と』。
オリコン初登場11位おめでとうございます!!
これのカップリングで始めてエレカシチームに参加したのです。




思い起こせば1997年夏。
今から11年前・・俺は21歳でシンガーソングライター(自称)だった。
レイチャールズやサザンの桑田さんやSION、長渕剛さんの声に憧れて酒で喉を焼いたり、心に爪痕を残す声を出す事に必死だった。
恥ずかしい話だけど、あの頃は日本のチャラチャラした音楽なんてと馬鹿にしてて、
まだ土俵にも上がっていないのに本当に恥ずかしい話だねぇ。。。
そんな若かった俺でも震え上がって認めていた人達の声。
それをひたすら追いかけてた。それ以外の日本のロックなんてと思ってた。

あの時までは。

今でもはっきりと憶えている。
蒸し暑くなってきた夕暮れ、コンビニにヤンマガ(当時から読んでいる、シツコイようだがエロ本では無い)を買いに行った。
ヤンマガと飲み物、おやつ(チョコチップスナック)を買って外にでる。
その時だった、、

く~だらねぇと~つ~ぶやいて~

ゆうせんなのか何なのかわからないが、俺は釘付けだった。
当時から良い物を聞くと鳥肌が立っていた俺は、
全身総鳥肌で立ち尽くし、曲がフェードアウトするまで聞いてしまった。

誰コレ????

俺はすぐにレコードショップに駆け込んだ。
それがどういう人なのかは試聴機にあった事ですぐにわかった。
エレファントカシマシ??
象がなんだ??
それが第一印象だった。
買ったCDをすぐに家で聞いて憶え、カラオケを爆音で流して唄い続けた。
当時は8cmシングルで、パソコンで無理矢理聞こうとして出てこなくなったこともあったなぁ。




そんな縁があった人達からのご指名を受けて初の御対面。
緊張したなぁ。
始めてあった時から感じた音楽への情熱。
これには凄まじい物があった。
俺はその情熱に答えるので精一杯だった。
大塚の制作を間近に控え、色々準備をしていたところだったから、
一時は『時期も心身もともに』良い形で出来ないなら受けない方が失礼がない。
そうとまで考えて悩んでた。

リハでもとても真剣に、こんな若輩者の意見を聞いてくれて、
それを本気で形にしようとしてくれた。

そうそう、最初のデモは宮本語(デタラメ英語??)が入っていて、その中でどう聞いてもボキャブってしまう節があった。
なんでも口にしなければ気が済まない俺は、
ここの部分って『朝も早よから』って日本語に聞こえません?
って恐れ多くも言ってしまった。
そしたらビックリ。

面白い、それで行こう。

即決ですよ。

これにもビックリしたなぁ。
結果とても気に入ってくれて本当に良かった。
レコーディングが始ってしまって、マスタリングに行けなかった事がとても心残りだった。

宮本さん、間近で聞いたあの唄声に正直涙でました。

あの頃の俺の憧れも乗せて、できれば聞いてね。

It's my life