生駒山麓の山道で、ハムシの仲間を撮ってきました。

ハムシ科の甲虫は、10㎜以下の小さな種類が多く、幼虫成虫共に決まった植物の葉を食べるものが多くいます。

初夏に多く活動します。

 

ツユクサの葉にいた キバラルリクビボソハムシのペア。

【キバラルリクビボソハムシ】ハムシ科クビボソハムシ亜科。5~7㎜。5~8月に出現。全身黒色で青藍色の光沢がある。上翅は点刻列がある。腹部は橙黄色。ツユクサを主食とする。

 

ササの葉にいた イノコヅチカメノコハムシ。

【イノコヅチカメノコハムシ】ハムシ科カメノコハムシ亜科。6㎜ほど。4~10月に出現。円形で体の中央部は黒褐色、周縁部は半透明のハムシの仲間。イノコヅチの葉を食べる。

 

ヤブムラサキの葉にいた イチモンジカメノコハムシ。

【イチモンジカメノコハムシ】ハムシ科カメノコハムシ亜科。8~9㎜。4~10月に出現。ほぼ円形で平べったく、体の中央部は褐色で周縁部は透明なハムシ。ムラサキシキブ、ヤブムラサキの葉を食べる。

 

ササの葉先にいた フジハムシ。

【フジハムシ】ハムシ科。5~6㎜。5~7月に出現。上翅は赤褐色、頭部と胸部は黒色の楕円形のハムシ。上翅の色彩変異がある。フジ、ニセアカシアの葉を食べる。

 

ササの葉にいた クロウリハムシ。

【クロウリハムシ】ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科。6~7㎜。4~9月に出現。頭部と胸部が黄色で、上翅と脚は黒いハムシ。成虫で越冬。ウリ類、特にヘチマの花を食べる。

 

ハムシの仲間ではないが、ハムシに似たハムシダマシ。

【ハムシダマシ】ゴミムシダマシ科ハムシダマシ亜科。5~10㎜。5~10月に出現。頭部と胸部は黒色、上翅は赤褐色で細かな毛が密生しているハムシに似た甲虫。