生駒山麓の山道で、春の虫たちを撮って来ました。
枯れササに止まる ビロードツリアブ。
【ビロードツリアブ】ツリアブ科。8~12㎜。3~5月に出現。ビロード状の毛に包まれた体をもつアブ。長い口吻でホバリングして蜜を吸う。成虫で越冬。幼虫は、ヒメハナバチ科の幼虫に寄生する。
クサイチゴの花の上を飛び交う セイヨウミツバチ。
【セイヨウミツバチ】ミツバチ科。12~13㎜。成虫で越冬。1886年に採蜜のためヨーロッパから輸入された。
笹の葉に止まる ヤヨイヒメハナバチ。
【ヤヨイヒメハナバチ】コハナバチ科。7~10㎜。3~5月に出現。頭楯は大きく隆起する。胸部背面は鮮やかな褐色。後肢の刷毛は銀白色。
葉に止まる小さな キオビツヤハナバチ。
【キオビツヤハナバチ】コシブトハナバチ科。6~8㎜。4~10月に出現。光沢のある黒色で、腹部に細い黄色の縞模様がある小型のハチ。顔面に黄色い斑紋がある。
タンポポの花の中にいた モモブトカミキリモドキの雄。
【モモブトカミキリモドキ】カミキリモドキ科。5.5~8㎜。4~6月に出現。黒色で藍色の光沢があるカミキリムシに似た小さな甲虫。雄の後肢のつけ根は太くなっている。
笹の葉にいた ムネアカアワフキの雌。
【ムネアカアワフキ】トゲアワフキムシ科。翅端まで4~5㎜。4~6月に出現。黒色で胸部が赤いアワフキムシ。胸部全体が赤いのは雌で、雄は小楯板だけが赤い。
葉先にいた小さな ドロハマキチョッキリ。
【ドロハマキチョッキリ】オトシブミ科チョッキリゾウムシ亜科。6㎜ほど。4~7月に出現。金緑色~金赤色に輝く美しいチョッキリの仲間。