大和の奇祭「廣瀬神社砂かけ祭(庭上の儀)」が始まりました!

 

『廣瀬神社 砂かけ祭(御田植祭)』無形民俗文化財。毎年2月11日に行われる御田植祭。祭りは二部に分かれており、午前の「殿上の儀」と午後の「庭上の儀」が営まれます。「庭上の儀」は、拝殿まえの広場に青竹を4本立て、注連縄を張って田圃に見立てます。砂かけの行事は10回行われます。この砂かけが激しいほど雨に恵まれ、秋に豊かな実りが訪れるといわれています。最後に早乙女が田植えを行うと終了です。

 

拝殿前の4本の青竹に注連縄を張った田圃に、田人が登場するのを待ちます。

 

初めに行事用の鍬で苗代作りの所作をします。

 

田人が鍬から鋤に持ち替えると、砂かけが始まります!

 

砂がたくさん飛んできます…

 

激しい砂かけです!

 

いっぱい砂をかぶります!

 

参拝者も田人も 砂をかけ合います。

 

子供たちも砂かけに参戦!

 

田圃から出て、境内いっぱいに砂かけが始まります!

 

終わり頃、黒い衣装の牛と犂が登場します。

 

牛と犂の登場…

 

黒と白の衣装の2人の田人が鋤を持って、砂かけが始まります!

 

最後に早乙女が登場し、田植えの所作をして行事は終了します。

 

砂かけの行事が終わると、“松苗”と“田餅”を配ります。松苗は松葉で作られ、中に籾種が2、3粒入っており、藁で巻かれています。田の水口に挿すと悪病・害虫・悪水などから田を守るとされています。また田餅を食べると無病息災で一年を過ごせるとされています。

 

いただいた“松苗”と“田餅”。