先日、生駒山麓の山道で撮った写真(アリのようなバッタの幼虫)が、昨年2月に月刊「むし」に論文発表された「アリガタツユムシ」の幼虫だと知りました。

葉の上に「変わった小さなアリがいるなぁ」と思い、撮った写真です。

名前を知りたくなり、“アリに似た触角が長くて、バッタのような脚”で、検索してみました。

その結果、思いもよらない「アリガタツユムシ」の幼虫だと分かりました。

2年前の6月に滋賀県大津市で発見されました。

キリギリスの仲間で中国原産とのこと。

幼虫初期にアリのように黒く5㎜ほどの大きさです。

触角が長く、バッタのような脚も特徴的です。

アリに擬態しているとのことです。

大津市以外では、まだ発見されていないようです。

【写真データ】2021年6月23日午前10時33分、生駒山麓の山道(生駒市俵口町)にて撮影。OLYMPUS TG-6で接写撮影

 

生駒山麓で見つけたアリそっくりな アリガタツユムシの幼虫

 

下の写真は、アリガタツユムシの成虫(高石清治さん撮影。2020.7.6京都新聞記事より)