書こうかどうか迷ったのですが


これを書かないと先日からたらたら綴っている

”初めてのニューヨーク”が終わらないので・・・

やっぱり書くことにしましたうっしし




2001年9月11日、

信じられないほどの悲劇が起きたあの日から

8年と2カ月・・・。


当時、大学生だった私は

受話器越しに友達から、テレビをつけるよう言われ


その時目にした

あまりにもショッキングで

あまりにも”あり得ない”映像を

すぐに理解することができなかったっけ。




Yukiko's Diary


NYCの旅で

最後に訪れた世界貿易センタービル

ワールドトレードセンター跡地。



ツインタワーがあった場所は建設現場となっていて


フェンスの間から目にした

”マンハッタンにぽっかりと開いた穴”の

あまりの大きさに愕然としました。



再開発計画は

金融危機と

それに伴うNYでのオフィス需要の極端な冷え込みで

大幅に遅れているとの声も聞こえます。


テロに屈しないアメリカの強さを誇示するかのような

今までよりもさらに高い541メートルの超高層ビルは

2011年に完成予定だと聞いていたのですが・・・


工事が”着々と進んでいる”ようには見えなかったのが

正直なところです。




Yukiko's Diary


跡地の向かい側にある


Tribute WTC Visitor Center


9.11の記念資料館です。



入って左側の壁には


事件の後に現場付近に貼られていたという

顔写真入りの無数の紙。


あの日を境に行方不明になってしまった家族を


”なんとか生きていてほしい”


親族の方々が必死に探す姿を考えると

胸がしめつけられる思いでした。



黒く焦げた遺留品、

事件直後の様子を写したパネル、

瓦礫の中から見つかった鉄骨、

灰をかぶったままの消防士のヘルメット

そして、飛行機の窓枠まで・・・


展示品をひとつひとつじっくり見ながら


奥に進むと


あの日の衝撃と悲しみ、

そして復興に向けての活動が

スクリーンに映し出されていました。




Yukiko's Diary


時が経つにつれて

マンハッタンの街はどんどんと変化し

あと数年経てば

この目の前には超高層ビルが聳え立つでしょう。


でもここの空間は

何年経っても2001年9月11日のままであり、


大切な家族・恋人・友達を失ってしまった人にとっては

今もまだあの日のままかもしれない・・・。




Yukiko's Diary

この世で一番悲しいこと、


それは、愛する家族と友達と、もう二度と会えないこと・・・。





今こうして生きていることを


大切な人がそばにいることを


家族が元気でいることを


明日がやってくることを


大切に思いながら生きていかなきゃいけないと思う。