651-手造りハウス進行中 | ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ

ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ

ブログの説明を入力します。

「手造りハウス進行中」

 

フリムン徳さんのアメリカ便りも、これが第3号になります。7月にスタートして、もう9月も終わりです。どうしてこんなにも月日の経つのが早いか驚くばかりです。世の中スピード時代、月日の経つのもスピード時代に合わせてまんねやろうか。

何でそんなに皆さん、急ぐ必要があるでしょうか。人間慌てたら、あまりええことはないように思います。車の事故も慌てた時に多く起きるようです。皆さん、どうぞもっとゆっくりと歩き、ゆっくりと車を運転して、ゆっくりと仕事をして、ゆっくりとしゃべって、ゆっくりと食べて、ゆっくりと顔を洗って、自分の顔を鏡で覗いて、にやっとしながら生活してみようではありませんか。

 

 このフリムン徳さんは、ゆっくりと休み、休みしながら、家の外壁のタールペーパー(コールタールペーパー)とワイヤを張り終えました。検査も一発でパスしました。家がどっしりしてきて、貫禄がついてきました。そしたら自分にも貫禄がついたように錯覚しそうです。つまり、女の子にも持てるような気分になるのです。不思議なモンです。

 夕方になったら、家から少し離れたところに椅子を置いて、仕事の出来具合を見ながら、晩酌をしているのです。餌を食べに来る野兎や、小鳥たちにも、「フリムン徳さんの仕事をじっくり見ろ」と、心の中でつぶやきながらです。

 近所の人が来て、「トム、こつこつとようやったなあ」と言われると、子供みたいにうれしくなります。少しずつ、少しずつの積み重ねで1軒の家が完成するんだなあと実感しています。びっこを引きながらでも家が建てられるのです。皆さんも何かを完成してみてください。ええ気持ちでっせー。

 

 アメリカでは何回も建物検査官の検査を受けなければなりません。手抜き工事を防ぐためと、建築に詳しくない施主の立場になって、検査官が検査してくれるのです。この検査官、建物に関しては大統領よりも権限があると言われます。彼に逆らうことは出来ないのです。彼がNOと言ったら、NOなのです。絶対服従です。だから私はわからないところは「教えてください、あなたの言う通りします」と、絶対に逆らいまへん。

 

 珍しい検査もあります。壁板を打ちつける釘と釘の間隔のチェックにも来ます。以前はそんな検査はなかったけれど、手抜き工事で、天井や壁板を打ちつける釘の間隔が広くて、天井が落ちたりした事故があったからだそうです。その釘と釘の間隔とは6インチ(15センチ)以内なのです。                      

 水道のパイプや下水の管には水をいっぱい入れて漏らないかを、ガス管はエヤ—コンプレッサーで空気をいっぱい入れて、その先に計器をつけて漏れを検査するのです。それも全部パスしました。もう後、2、3回の検査で、無事完成できそうです。フリムンの徳さん、ぼちぼち頑張ります。