どうやら2024年の始まりは「あけましておめでとうございます」ではないようですね。

元旦から大きな地震で始まり、翌日には羽田空港での航空機事故です。

 

自分も年に何度かラスベガスへ行くために航空機を利用するので、航空機の事故の情報は収集します。だからといって実際の事故の時に、どうにかなるというわけではありません。でも何かあった時に知っておくとためになることがあるかもしれないという思いからです。ナショナルジオグラフィックTVの「メーデー!航空機事故の真実と真相」は好きな番組の一つです。

 

さて、もうメディアやネットなどに多くの情報が出ている通り、羽田空港での事故は、羽田空港のC滑走路(34R)上にいた海上保安庁の航空機(ボンバルディアQ300)に千歳からのJAL516便(A350)が着陸滑走の際に衝突したという通常ではありえない事故です。

 

JALのエアバスA350

 

海上保安庁のMA722 ボンバルディアQ300

 

事故原因についてはいろいろ言われていますが、事故の真相解明は、素人がどうこう言うことではないので事故調査委員会に任せるとして、乗客として航空機を利用する自分としては、なぜ炎上したJAL便の乗客や乗員は大きなケガも無く無事に脱出できたのか?ということに興味があります。

 

多分、いくつかの幸運があったのかもしれませんが、もちろん第一にJAL便に搭乗していた日本航空の優秀なクルーたちの、きびしい訓練の成果だったことは間違いないでしょう。機体が着陸のため燃料搭載量が少なかったこと。衝突した海保の航空機が小さめの航空機だったこと。そして国内線のため乗客がほとんど日本人で避難誘導がスムーズにできたのかもしれません。多くの日本人はテレビ番組やドラマで航空機の乗員が厳しい訓練を受けていることを知っています。ひょっとするとそのことが乗客の頭の片隅にあったのかもしれません。あと、あまり報道されてはいませんが消防隊の迅速な対応も忘れてはいけません。航空機が停止後、映像では5分過ぎには消火剤の放水が始まっていることが確認されています。これにより火災の拡大を抑えて、乗客の避難の助けになったと思われます。

 

逆に考えると、海上保安庁の航空機の方は不幸だったのかも知れません。離陸のため燃料を多く搭載していた。衝突された航空機が大型機だったなど。

被災地支援のために新潟に向かおうとしていて亡くなった乗員の方々のご冥福をお祈りいたします。

 

海外ではこのニュースは奇跡だと報道されているようですがどうなんでしょう?

日本航空機の乗客、乗員が無事に脱出できたのは奇跡なのでしょうか?

 

自分は間違いなく奇跡だと思っています。そもそも航空機事故は一度起こってしまうと多くの犠牲者が出てしまうことが多々あります。なので必ずと言っていいほどニュースになります。

 

今回の事故も着陸してすぐの航空機が200キロ前後のスピードをほとんど落とすことなく別の航空機に衝突しています。にもかかわらず機体は大破することなく停止し、乗客は大きなケガをすることなく、自分で避難できる状態だったんです。クルーの適切な指示で自分の足で避難できたんです。自分はいままで国内線、国際線合わせて数百回航空機に搭乗しています。離着陸時のスピードも経験していますが、すべての人が無事に脱出できたのは奇跡以外の何物でもないと思っています。

 

航空機事故に遭遇する確率は、毎日飛行機に乗ったとしても数百年に一度遭遇するような確率だと認識しています。自分はそんな確率の状況に遭遇するような運は持ち合わせていないと思っているのでいつも安心して航空機の旅を楽しんでします。

 

2024年の最初のラスベガス旅行は4月に羽田空港から出発するJAL便を利用します。

優秀な日本航空の乗員と共に航空機の旅を楽しめることを心待ちにしております。

 

 

ではまた。