脂漏性脱毛
このように皮脂はそれなりに役割を担っているものであるが、過剰に分泌すると、毛孔を逆流して毛根周辺
を油漬けの状態にしてしまう
。毛孔の一番下に位置する毛乳頭も油漬けになってしまうと、この毛乳頭から栄養補給を受ける毛母細胞は大きなダメージをうけるので
ある。
同時に皮脂は毛根鞘内にも充満し、毛根とこれを支える内毛根鞘の摩擦抵抗を下げてしまい、髪の本来持つ固着力を低下させることにな
り髪が抜け易くなるのである。
さらに、毛孔が皮脂によってふさがれてしまうと、毛母細胞
への酸素供給は不足する。頻繁に細胞分裂を繰り返す毛母細胞は、血液から
運ばれてくる酸素だけでは間に合わないため、皮膚呼吸によっても酸素を補っているのである。
また、毛母細胞が毛髪になるためには角化という作用が必要であるが、これにも酸素を必要としている。それを皮脂によって毛孔をふさ
がれてしまえば、酸素の絶対必要量に対して供給不足となる。
このようにいかに重要な役割を持つ皮脂とはいえ、過剰分泌は脱毛症
の原因となるのである。
育毛剤の評価
