インプラントやっていませんか?最近よく患者から聞かれる。

歯の移植、そんなことできるのですか?とこれもまた逆に尋ねられる。

どちらも歯の内骨の中に歯根を固定する方法であるが決定的な違いがある。

インプラントは骨と緻密にくっつく。ゆえに全く動かない。

移殖歯の場合、天然歯同様若干動く。実はここが大事なところ。

「歯根膜」

これはなかなか不思議な組織でインプラントのチタンは骨適合性はあるが

歯根膜は骨誘導性を有する。また様々なシグナルを送る役目もある。

「人工歯根膜」

これが実現すれば夢の歯科治療が可能となる。

いずれにせよ親知らずは不用意に抜かずに将来移殖用に保存することが

これからのトレンド?かもしれない。

開業歯科医師は微熱程度で休診にすることはまずない。

高熱でも顔を真っ赤にして診療する先生も珍しくない。

患者さんは口をあけた状態なのでドクターがウイルス持ちだとたやすく伝播しうる。

ドクターの使い捨てグローブ、マスク着用はいわば患者さんに接する最低限のマナーともいえる。

ただここのところのインフルエンザ需要でマスクなどの感染予防品が歯科医院でさえ入手困難な

状態で高価なものを仕入れなければならないこともある。

歯科の再診料は40点、つまり400円だ。

この金額でドクター、スタッフのグローブ、マスクや使い捨て紙コップやエプロン、基本セットの滅菌など

すべて再診料に含まれているらしいが理解に苦しむ。

逆にこの報酬なので素手やコップの使いまわしなどを容認しているともいえる。

何か歯科医師サイドから提言しないといけない。






歯科医師は10年に一度治療時に大きなトラブルに遭遇するといわれている。

トラブルの代表的なものとして誤飲がある。

患者さんが異物を飲み込んでしまうことだ。

通常口の中に落としてしまっても誤飲に至ることはまずない。

といっても稀に本当にタイミング悪く飲み込んでしまうのだ。

異物の中で一番多いのが装着予定のインレー、クラウンなどの補綴物だ。

調整するために何度も口の中に入れたり外したりするので頻度が高い。

次にリーマー、ファイルといった根の治療に使用する針状の器具だ。

これらはラバーダムというゴムのカバーをすることによって誤飲防止できる。

この他に抜歯した歯牙、切削バー、針、矯正のブラケット等などあげられる。

これら異物をタイミング悪く飲み込んでしまっても通常食道に入ってくれる。

そして下から出てめでたしめでたし、これがほとんどであるが

ごくごく稀に気管に迷入してしまうことがある。

そうなると大変、最悪の場合呼吸困難に陥り…。

実際に今までに何例か不幸な事故が報告されている。

やはり歯科医師はある程度指先が器用でないといけないのかも?!