阿蘇山上からの夕陽スケッチ
(パステル・木炭)
熊本に帰省してきました。
飛行機は大好きな乗り物ですが、長距離を一気に走ると、体と魂がついていかず、体調を整えることに三日はかかります。
そんな中、少し体調を取り戻したところで、阿蘇に行き、国造神社に行ってきました。
阿蘇は桜が満開でした。
最初に、訪れた時から、深い森のような空間を携えたこの神社が、とても親しみやすく、好きでした。
故郷のような、まるでおじいちゃんおばあちゃんの家みたいな、親しみを持ちやすいような温かみのある神社に感じます。
なんだか、「阿蘇に来るなら寄っておいで」という感じの場所です。
静かな森を携えています。
参拝ののち、白い蝶がひらひらと飛んでくれました。
思わず、やったー！と声を出して喜びました。
手野の大杉
樹齢2000年、1991年の台風で倒れてしまい、一部が保存されているとのことです。
境内は、静かな森になっており
差し込む光が綺麗です。
空はぴかぴかに晴れわたり、あたたかい一日になりました。
それから、阿蘇神社に向かい、参拝をしました。
平成28年の熊本地震で、この楼門は一度倒壊しました。
しばらくは倒壊されたままの状態で、参拝客が訪れていました。私も、無惨にバラバラになった門を、目の当たりにしました。
そして8年を経た令和6年に往時の姿がまた見られるようになりました。
新しい部分と、残った建材を合わせて作ってありました。
風格を損なうことなく、見事な出来栄えに、何人もの宮大工さんの優れた技を想い、時間を経て復興を来した門に、胸が詰まりました。
地域の方々や熊本の方々、そして日本中の多くの方々とって、どんなに心強いことでしょう。
拝殿で手を合わせたときには、思わず涙がこぼれました。
地震から8年の歳月を思い、犠牲になった方々の魂を想いました。
草千里
阿蘇山上からの夕陽です。
川筋が道のように細く光り、有明海に注ぎ込みます。
見ていただいてありがとうございました。
(水墨で月や水辺を描いていますが、ブログではパステルや水彩で描いたスケッチを紹介しています。)
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