春の宵月

(パステル、スケッチ)




二月になり、相続のことをきっかけに、妹が逝ってからの四年間が走馬灯のように蘇って、そして、噴火のように出てきた憤り。様々な感情で圧倒されていましたけれど、それもいくらか癒され、おかげさまで今までいろいろと守られてきたとも振り返ることができました。



そしてなんだか、ちょっと落ち着いたら、私はもう、母にも、逝った妹にも、生きている妹にも、甥にも、誰も彼もにも、恐れは抱きたくない、正直な気持ちでいたい、と思いました。ちょっと生まれ変われたかも。



魂になった人が向こうの世界で後悔していたりするお話を聞いたり、はたまた生きていて辛い人の気持ちに同調したりすると、生きてるのと、死んでいるのと、どっちが一体いいの!?と思うこと、ありました。



亡くなる事は悲壮感を伴うことが一般的ではありますが、でも向こうに行けばいったで、生きていて辛そう、病気だったり、痛かったり…という感じなんでしょうか。


それにしても、生きてて辛くて、死んでも辛いんじゃなんかちょっとですよね。


私たちが、今生きてて、いろんなことがあって、暑くて寒くて、体がきつくて、でもそれも体があってならではということで、体を亡くしてから後悔する位なら、やっぱりそれなりにこれを楽しんでいきたいと思いました。


向こうへ行って、後悔する魂様がもしいらしたら、またぜひぜひ、暑かったり寒かったり、楽しかったり、悲しかったり、死にたかったり、生きたかったりの世界にオギャーと生まれてきてください!と伝えられるようになりたいです。



暖かい陽気で近所では可愛らしい河津桜、満開でした。






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田中みぎわ水墨画の作品紹介

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(水墨で月や水辺を描いていますが、Instagramではパステルや水彩で描いたスケッチを紹介しています。)


 

 

 

 

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